銀色の鉄道車両、なぜ増えた? そのメリットと塗装離れの背景
20年ほど前は車体全体に色を塗った鉄道車両がまだ数多く走っていましたが、現在では新幹線や一部の私鉄を除き、銀色の車両が多数を占めるようになりました。なぜこれほどまでに広がったのでしょうか。
コストが掛かる鉄道車両の塗装
JRや特に首都圏の私鉄では、銀色のボディに色テープを貼った車両を多く見ることができます。そのため鉄道にあまり興味ない人が見たら「会社や色が違うだけでどれも同じ電車」に見えてしまうことでしょう。
かつて車体に色を塗っていた鉄道車両が、ここ20年ほどでなぜ、銀色ばかりになったのでしょうか。
銀色の鉄道車両の多くは、ステンレス(ステンレス鋼)、もしくはアルミ(アルミニウム合金)でできています。ステンレスは「stain(さび、汚れ)がless(少ない)」という意味で、さびにくい金属です。
これまで車体を塗装していた理由のひとつに「さびを防ぐ」というのがありました。しかし塗装は、パテを塗って表面を整え、色を塗って乾かして、2色以上塗るならさらにマスキングをして色を塗ってまた乾かして……という作業が必要で、時間と手間がとても掛かります。
あっれー?京急のアルミ車(当然初期の新1000系含め)って、確かきちんと塗装していたはずですけどねー。おっかしいなー。記憶違いなのかなー。
「近鉄でも銀色の車両は1両もなく」とありますが、近鉄にも3000系という銀色のステンレス車が在籍していた事がありました(2012年廃車)。京都地下鉄乗り入れ用の試作車としての要素が強く、後の乗り入れ開始時にはアルミ車の3200系が投入された為に4両のみにとどまりましたが、1978年の製造から30年強は運用されていた事になります。
東急沿線民なので、無塗装ステンレスが当たり前に感じて、アルミカーを塗装する考えが正直理解できない。
って言うと本気で怒る人がいるからなあw
銀色で、窓の下の青帯のみの新幹線N700A・・・何かダサい。って、これは極端ですね。でも、アルミ=無塗装だとすると、京急1500系鋼製車とアルミ車とでは印象自体が変わっていたかと。まあ、ステンレスカーの全面塗装に違和感を覚えるのは理解できますけど。
塗装しない利点はあるかもしれないが、近年はステンレスを止めてアルミに変えた東武やアルミ主体の東京メトロ、西武、阪急、京阪、近鉄などもあるから、塗装離れはどこまで真実か分からない(最もメトロ、西武、東武は全て塗装されていないが。)
ステンレスよりアルミの方が高速走行に向いているけどな。
細やかな工夫という漣が人々の幸せを示してくれそうね
銀色の阪急電鉄は似合わない。
やっぱ伝統のマルーンでしょう。
阪急ですら大阪市交堺筋線と相互直通運転始めてからずっと大阪市交の銀色無塗装車走ってますよね……。更にグループの神戸電鉄にも無塗装ステンレス車走らせてるし、グループにすら無塗装ステンレス車走らせてないおけいはん民とすると「株主が反対するカラー」って言い訳含めて「あぁ大人の事情なのね」と思います。
そう、大手私鉄及びグループ社路線で銀色無塗装車が走らないのはもはや京阪電車だけですな(近鉄は自社の無塗装ステンレス車廃車以降も乗り入れの阪神車や京都市交車、けいはんな線の大阪市交車が走ります)。
京王3000系(ステンプラカー)の言及がなかったのは言及がなかったのは寂しいです