バスの種類どう決まる ノンステップ化・AT化とともに進む車種の「選択」と「集約」(写真26枚)

「スーパー」じゃなくても… 床の高さをめぐる高速バスの変化

 都市間高速バスや空港連絡バスなどでは、近年さらにある傾向が生まれています。乗車時間が比較的長いこれらの路線では、居住性や眺望のよさから観光・高速路線用モデルのなかでも床の高い「スーパーハイデッカー」や「ハイデッカー」タイプの車両が選ばれる傾向がありますが、近年はこのうち「ハイデッカー」が主流になりつつあるのです。

 車内の床を高くすることには、眺望の良さだけでなく、床下にあたるトランクルーム部分の広さを両立させるという側面もあります。しかし、あるバス事業者の方にお聞きしたところ、「車両価格が高騰していることと、エアコンなど関係機器が小型化され、(『ハイデッカー』も)床下部分の面積が拡大されたことで、『スーパーハイデッカー』を導入するメリットが薄れている」とのこと。現在も「スーパーハイデッカー」を導入するケースはありますが、今後、「スーパーハイデッカー」から「ハイデッカー」に切り替えるバス事業者がさらに増えそうです。

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三菱ふそうトラック・バスの車両を用いた空港連絡バスの例。京成バスシステム「東京シャトル」(須田浩司撮影)。
ジェイ・バスが製造する、いすゞブランドの高速バス。西日本鉄道「させぼ号」(須田浩司撮影)。
ジェイ・バスが製造する、日野ブランドの高速バス。西日本鉄道「させぼ号」(須田浩司撮影)。

 かつて数多くのメーカー、コーチビルダーのバスがひしめいていた日本のバスは現在、「選択」と「集約」の方向へ進んでいます。一方で、ふたつ以上の車体を幌でつないだ連節バスや、電気(EV)バスの登場で、外国製のバスも徐々にではありますが増えてきています。5年後、そして10年後に日本の街中を走るバスはどうなるのか……いまから注目したいところです。

【了】

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Writer: 須田浩司

自称「高速バスアドバイザー」。運行管理者資格所有。高速バス乗車1000回以上。 紙原稿・ネット原稿・同人誌・ブログなどを通じてバス・鉄道を中心とした 「乗りもの旅」の素晴らしさを伝える活動を行う。北海道在住。

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コメント

3件のコメント

  1. 地元のバス会社2社ありますが、1社は昔から三菱ふそう、もう1社も昔から日野という状態ですね。三菱使う方は観光は新車、路線は大半が中古で一部新車(ほとんどが小型のローザとハイエース10人乗り)もう1社は観光も新車と一部中古で路線は観光のお古のみで過去に路線が車両火災何件か起こしてますね。(火野だけに)この運転手不足の時代自動運転技術がバスほど急務ではなかろうか?軽井沢のバス事故以来運転手の技量や経験も問われる他にハードな労働環境に加え運行コストの低減など乗合いバス事業は難しい時代。その反面格安バスツアーなど需要あるのも事実です。もう待った無しで自動化進めないと未来は無い。

  2. 要はノンステでないと各種税金の免除を削られるからノンステなだけだろ
    ろくに駆動系を改良しないから何時まで経ってもタイヤハウスとエンジンの床座席は子供とお年寄りは遠慮うの形
    また何年前か知らないが一定バリアフリー面積を満たすバスには導入金控除などアホみたいに全長が長くなるだけで座席は増えず、またエンジンやミッションを横にすることで平な面積を更に広げる工夫も今のような合理化設計の向風に勝てるか?どうか?
    更に記事でも触れてるバスの種類で除外できないのが運行形態、さも路線であるかのように装ったツアー高速バス
    同じ路線でも自動車専用路を走る座席定員の高速路線、この自動車専用を走らない確約が登録証に記載された言わゆる街中路線は一般路に限定されるが結えに立ち席面積が認められる運行形態、他に企業などに専属する特定送迎様々、早い話が誰が為の各種バスの導入なのかを考えれば地域を無視して無駄な場所にノンステやワンステが走りチグハグ充当、悪いけどバスは今でも凄くいい加減なのです

  3. 日野ポンチョは旧リエッセRXの合成だからね
    法改正で旧リエッセのような高床は路線では使いにくくなり上半分をぶっちぎって繋ぎ合わせてエンジンを横置きにしたのが今のポンチョだけど更に初代ポンチョはプジョーから骨格から駆動方式を供給されたFF乗用車の発展が型でしたからね