F-16の低空飛行映像が公開に 米軍機はなぜ低空飛行をするのか、その目的と法的な是非

在日米軍の三沢基地に所属するF-16が、雪深い日本の山あいを縫うように低空飛行する動画が注目を集めました。実はこれ、この部隊が負うほかの部隊とはひと味違う任務が関わっていると見られます。そもそも、これほど低く飛んでいいものなのでしょうか。

そもそもそこまで低く飛んでいいものなの?

 ではなぜ三沢基地のF-16は低空飛行をする必要があるのでしょうか。それは、敵のレーダーによる探知を避けるためです。

 基本的に、レーダーから放出される電波は直進します。そのため、地上に設置されているレーダーによって水平線や地平線の上を飛んでいる航空機は探知することができますが、海面や地表ギリギリの高さを飛行する航空機は水平線や地平線の下に隠れてしまい、だんだんとレーダーとの距離が近づいてきて機体が水平線や地平線の上に現れなければ、その探知は非常に難しいのです。また、山間部や渓谷を低空飛行することで山陰に隠れながら飛行を行うことができるため、同様にレーダーによる探知を回避できます。このようにしてレーダーによる探知を回避しながら敵の懐に飛び込み、自機が装備する兵器によって敵の防空システムや施設を破壊するのです。

 ではこうした低空飛行に関して、法的な問題点は存在しないのでしょうか。そもそも日本には「航空法」という法律があり、その第81条には航空機の飛行高度について次のように規定されています。

「航空機は、離陸又は着陸を行う場合を除いて、地上又は水上の人又は物件の安全及び航空機の安全を考慮して国土交通省令で定める高度以下の高度で飛行してはならない。但し、国土交通大臣の許可を受けた場合は、この限りでない」

 ここにある「国土交通省令で定める高度」とは、以下とされています。

●国土交通省令で定める航空機の飛行高度

・人又は家屋の密集している地域の上空:当該航空機を中心として水平距離六百メートルの範囲内の最も高い障害物の上端から三百メートルの高度

・人又は家屋のない地域及び広い水面の上空:地上又は水上の人又は物件から百五十メートル以上の距離を保って飛行することのできる高度

・それ以外の地域の上空:地表面又は水面から百五十メートル以上の高度

 つまり、原則的に日本では上記の高度より低高度を飛行することはできないのです。

 しかし、在日アメリカ軍の場合には事情が異なってきます。

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コメント

6件のコメント

  1. 乗り物ニュースで何故軍事ニュース?いらないよ。

  2. 国際情勢が複雑に絡み合う空の安全保障問題

  3. 四国のオレンジルートは海兵隊の岩国に近いからよく使っているけど、これがグリーンルートだろ。

    だけど結局はともに北朝鮮の攻撃目標に地形が似ているだけの話だろう。

    別に昔からしているだけの話だけどな。

    まぁたまには落ちるけどな。

  4. 地方民には地下鉄の話題よりいいよ。

  5. 地元に住んでいたため動画としては最近ですが低空飛行任務は10年近く前からすでにありました。実際に低空飛行が見られる場所もいくつか知っています。

  6. この記事に、メディアの無責任さ、受ければ良い感を感じます。

    これについて説明したければ、次の一文で済みます。

    「日米地位協定」、航空法は適用除外!

    メディアは、問題提起し、改善案を示すべきでしょう。

    特に最後の一文、

    >ただし、それと同時に騒音や安全に関する不安を抱える地元住民への配慮についても、

    >より一層強化していくべきでしょう。

    不安を抱える地元住民に不安をあおっているのはこの記事です。

    また、配慮とはどのようにするべきなのか。現実的に実施できる方法は?

    本当に重要なことがありません。

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