米軍戦闘機「F-○○」の命名規則は? 数字が飛んだり飛ばなかったりするワケ

F-15やF-4など、米軍の戦闘機は「F-○○」あるいは「F/A-○○」という名前が付けられていますが、かと思えば13や19がなかったり、20代前半からいきなり35に飛んだり、100以上の数字も見られたりします。どういう規則なのでしょうか。

怪しくなりはじめる命名規則、「18」のあたりから?

 なおYF-12、YF-17、F-20、YF-23は実用化されず、またF-13、F-19は欠番、F-5、F-21は訓練用でありアメリカでは実戦配備されませんでした(F-5は他国への供与機。アメリカ軍機としては評価試験でわずかに実戦投入されたことはある)。F-19だけは極秘裏に開発中であったステルス戦闘機に命名されるものと推測されていましたが、実際に与えられた名称はF-117「ナイトホーク」でした。さらに実用化されたばかりの新鋭機F-35「ライトニングII」も本来ならばF-24となるべきですが、原型機X-35の数字をそのまま引き継ぎなぜかF-35となり、F-24からF-34は欠番となりました(2018年5月現在)。

Large 20180702 01
F-20「タイガーシャーク」軽量戦闘機と兄弟機T-38練習機。F-5を原型とする新規設計機も実用化されず。カリフォルニア科学センターにて(関 賢太郎撮影)。

 F/Aという独自の記号を持つF/A-18はかなり事情が複雑です。YF-17を原型に新しく艦上戦闘機型のF-18、艦上攻撃機型のA-18というふたつの機種が開発される予定だったものの、1機種に統合されたことにより独自のF/A-18という名称が与えられました。非常にわかりにくいのですがF/A-18E「スーパーホーネット」はF/A-18とは完全に別の新規設計された戦闘機です。

 ちなみにアメリカ空軍は2002(平成14)年から2005(平成17)年のわずか3年間だけF-22をF/A-22という名称で呼んでいました。当時F-22は発注数の大幅な減少が問題となっており、「F/A-22は攻撃機としても使える」ことをアピールしなんとか減産を防ごうというイメージ戦略だったようですが、何の効果もなかったようですぐにF-22に戻されてしまっています。

【了】

※一部誤字を修正しました(7月2日10時30分)。

この記事の画像をもっと見る(4枚)

最新記事

コメント

3件のコメント

  1. 文中のattackerがatakerになっている

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

  2. ファイターがFなのはわかるんですが、攻撃機であるF-117はなぜAじゃないんですか!?

記事ランキング

  1. イラン海軍の潜水艦が「撃破される瞬間」捉えた映像が公開 3隻の無人ボートが基地を急襲 “米軍史上初”の攻撃
  2. ロシア軍の攻撃ヘリが「飛行中に急襲される瞬間」捉えた映像が公開 背後から「刺客」が忍び寄る
  3. 海自の最速艦艇が「主砲を撃ちまくる」珍しい映像が公開 最高速力は80km/h以上! 対空戦能力を披露
  4. 首都高の「高級外車」がトンネル内で大炎上! “火だるまになる”恐怖の一部始終を捉えた映像が公開 ドライバーに批判も
  5. 本数が7割も減った「地下鉄の新駅」今どうなっている? “祭りの後”の様子を見てきた 大多数の乗客は「1駅手前」で下車
  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」