戦車にウインカーが付いているワケ 車種でも異なる事情、戦う車両になぜ保安装置?

戦うことを目的に作られた陸上自衛隊の戦車にもウインカーが取り付けられていますが、よく見ると、車種によっても少し異なっています。背景になにがあるのか、装甲車全般のウインカーについて解説します。

一般道を走る戦車、見たことある?

 轟音をたてて目の前を走り去る自衛隊の戦車たち。戦うことを前提にして作られた戦車ですが、実は車体の前後にウインカーを装備しています。つまり、戦車も一般道(公道)を走ることを想定しているといえます。いったいどこで走っているのでしょうか。

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陸上自衛隊90式戦車。左右の履帯(いわゆるキャタピラー)の最前面直上にオレンジ色のウインカーが見える。側面にそうした保安装置は見られない(矢作真弓撮影)。

 通常の訓練であれば、戦車は一般道を経由せず、駐屯地から演習場へ直接入っていきます。なぜなら、戦車が所属する多くの駐屯地が演習場と面しているからです。そのため、駐屯地の一角には、戦車も通れる通用門が設けられていることもあります。

 駐屯地から遠方へ輸送する場合には、多くの場合、自衛隊のトレーラで運ばれます。さらに長距離を移動することを目的とした訓練の場合には、戦車は貨物列車やフェリーなどで運ばれることもあります。これは、重量が重く、航空機に搭載して空輸することができない戦車ではよく行われる輸送手段です。

 こうした場合、戦車はトレーラで港などに輸送されるので、トレーラから降ろされたあとは最低限の距離を自走します。場所も公道ではないことから、ウインカーはほとんど使いません。

 しかし、ある場所では堂々と一般道を走っている姿が確認されています。そのひとつが北海道なのです。

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コメント

2件のコメント

  1. リアル戦う交通安全

  2. 発見されないように迷彩色にしてあるわけだが一般道を平時に走るには必要なんだな。
    さて有事の際 この目立つ黄色のレンズはどうするのだろうか。
    そのままでは迷彩の意味が無くなる。
    簡単に取れる?

    陸上自衛隊では迷彩制服で通勤している自衛官も多いのだが、あまりに闇に溶け込んでしまうためか
    袈裟懸けの光反射ベルトをして通勤しているのを見る。
    人間本体が見えなくともその反射ベルトだけで自衛官とわかってしまう不細工さ。