クルマはなぜシガーソケット? コンセント普及しない背景 電源として本当に使える車種は
車内に灰皿がなくなったいま、かつてシガーライターが取り付けられていたソケットは電源用のアクセサリーソケットとなっていますが、より汎用的なコンセントは、なぜあまり普及していないのでしょうか。
災害時の電源に活用できるのは、ほんの一握りの車種?
一方、近年登場したEV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)などでは、外部用電源が充実しているものも。たとえば三菱「アウトランダーPHEV」などは大容量のバッテリーを備え、1500ワット対応の車載コンセントを標準装備しており、電子レンジや大型テレビも使えるということを宣伝文句のひとつとしています。
このような状況に目を付けた東京都練馬区は、2018年6月から、区民あるいは区内在勤者が所有するEVやFCV(燃料電池車)、PHEVを災害時に活用するための「災害時協力登録車制度」を、東京の自治体で初めて創設しました。車両から電気を取り出し、避難拠点にある電機装備や家電製品などへ給電してもらうというもので、対象車は日産のEV「リーフ」「e-NV200」、トヨタのFCV「ミライ」、ホンダのFCV「クラリティ フューエルセル」および「フィット EV」、三菱のEV「アイミーブ(普通車)」および「アウトランダーPHEV」の7車種です。
練馬区環境課によると、「基本的には外部給電設備に接続可能な大容量の電源を持ち、かつ区が所有する外部給電機器(ホンダ「パワーエクスポータ―9000」)に対応している車種に限定しています。車載コンセントを搭載している車種もあるので、そのコンセントを使うこともあるでしょう」とのこと。そのうえで、たとえばトヨタ「プリウスPHV」は車載コンセントもあり、所有者も多いのは理解しているものの、バッテリー容量が他車種に比べ若干少ないことなどから対象外としたのだとか(たとえば「アウトランダーPHEV」の12kWhに対し、「プリウスPHV」は8.8kWh)。
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これ以外の車種では、たとえばコンセントがついていたとしてもバッテリー容量が少ないそうです。ましてやアクセサリーソケットのDC12ボルト電源は、基本的にエンジンを作動させるためのバッテリーであり、AC100ボルトの家庭用電源を賄えるほどの電力はないと話します。たとえば災害時などにおいて、クルマの電源を外部の電化製品へ安定的に利用するには、それ相応の性能が必要なようです。
【了】
クルマはなぜシガーソケット?
で、なんで?
なんで練馬区は災害時HV車の15Aコンセントは無視してるんでしょう?
クルマはなぜシガーソケット?
の答えがどこにもないような……
なぜ?
とりあえずDC12VとAC(50/60Hz)100Vの違いだという事を、もっとはっきり記載すべき。知らない人はホントに知らないんだろうから。
個人的には、日本のコンセントというか100Vという電圧が世界的には一般的でない、というのも理由の(ごく)一部かなと思ってる。115Vか220~240Vが普通なような。プラグはまちまちだけど。