山手線・新幹線の自動運転、実現への課題 昔からある技術、しかし導入が難しい理由とは

【写真】運転士「気分」になれる自動運転

Large 180813 autopilot 03

拡大画像

自動運転を行っている鉄道では運転席を一般に開放していることが多く、運転士になったような気分を味わえる(2014年1月、草町義和撮影)。

この画像の記事を読む

この記事の画像をもっと見る(3枚)

Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)

鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

9件のコメント

  1. >JR東日本も自動車の自動運転技術を応用し、施設の改修を最小限にと考えているかもしれません。
    鉄道会社が、自動運転車の研究をしているトヨタやGoogleなどの企業に「車より鉄道の方の研究を先に」なんて言える訳が無いですしね。
    逆の立場で自腹で開発費を出して研究している事に対し、赤の他人の研究をやれと言われる筋合いも無い。
    とはいえ、鉄道の無人化への研究も少なからず費用が掛かるので自動車メーカーのように毎年1000億単位の研究費を捻出する余裕はJRクラスの大企業であってもとても無い。
    そこで、自動車メーカーなどが研究した成果の自動運転技術を応用し、研究費を抑えて導入する訳ですね

  2. 7月にJR東日本が公表している経営ビジョン「変革2027」にしっかりと「ドライバレス運転の実現」って書いてあるのに、1ヶ月以上遅れてさも独自取材のように記事にする新聞社もどうかしていると思う。

    それはそれとして、鉄道の自動運転は高架など完全に他交通と分離できる路線なら自動車より遥かに実現しやすいはずなので研究は進めてもらいたいですね。当然ホームドアの整備もセットになるでしょうから。
    (自動車の自動運転技術はあまり鉄道には応用できないと思いますけどね…走る環境があまりにも違いすぎますし、新幹線や山手線ならば既にデジタルATCで減速の制御ができますから)

    • 他にも何年も前から知られていることを、さも最近分かったかのように記事にするのは、残念ながらここではよくあることです。

  3. つくばエクスプレスも自動運転なんですが…

    • つくばエキスプレスは踏切が無いしホームドア普及済みだし新設路線だし(車輪が鉄かゴムかを気にしない人たちの目には)普通の鉄道よりもずっと舎人ライナーやゆりかもめ等に近いイメージですものね。

  4. >仮に新交通システムなどと同じ方式の無人自動運転を実現させようとするなら、線路やホームを造り直さなければなりません。

    山手線は、ホームドア設置が進んでいますよね。渋谷駅など大規模再開発待ちの駅はありますが…。

    むしろ問題は、山手線で唯一残された「第二中里踏切」ですかね。あそこは立体交差にするのは大変そう…。

  5. いまでは技術の発達により、「普通の鉄道」でも運転士を「支援」するタイプの自動運転システム

    ↑これってATOでは?
    1970年代に各地の地下鉄等で導入されたものの、設備の維持更新費用が高かったり運転士のモチベーションの問題等で大部分が撤去されましたが。

    • ATOは廃止された路線なんてごく僅かで殆どが現役だと思いますがどこの国の話をされてます?

    • 停車時限定ではあるけど、TASCもそうでは?