中央線のグリーン車導入に向けた駅工事、まもなく開始 影響を受け鉄道ファンのオアシス閉店へ

車両はどうなる? 中央線グリーン車計画

 中央線快速のグリーン車は、2023年度末のサービス開始が予定されています。

 車両は現在、中央線快速に使われているオレンジ帯のE233系電車です。10両編成のうち東京寄りから4両目・5両目となる位置にグリーン車が2両連結され、そのうち東京寄りの車両はトイレ付です。さらに、現行の4両目、グリーン車連結後は6両目となる普通車にも今後、車いす対応のトイレが新設される計画です。

 グリーン車は今後116両(2両×58本ぶん)が新たに造られます。東海道本線や横須賀線といった他路線のグリーン車と同様、車両の中ほどが2階建てのものですが、中央線グリーン車ならではの特徴も。

 それは、乗降ドアの開口幅が従来の810mmから1300mmに拡大され、片開きから両開きに変更されること。JR東日本によると、スムーズな乗降や、東京駅での短時間折り返しを可能にするためだといいます。

 車両の工事は2018年度以降、2023年度まで順次実施されますが、普通車に設置されるトイレは2019年度末以降、設置が完了した車両から使用できるようになるそうです。

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神田駅改良工事の影響で閉店する「神田鐵道倶楽部」(2017年5月、中島洋平撮影)。

 ちなみに、中央線快速に使われるE233系電車には現在、10両固定編成と、4両+6両に分割できる編成があり、後者の編成には、6両側にグリーン車が連結されて4両+8両になります。分割可能な編成は青梅線・五日市線直通電車(青梅線に6両、五日市線に4両が乗り入れ)や、五日市線・八高線直通電車(五日市線に6両、八高線に4両が乗り入れ)、大月駅から富士急行線に乗り入れる電車(富士急行線に4両のみが乗り入れ)に使用されていますが、五日市線および八高線、富士急行線はグリーン車の運行区間に含まれていません。

【了】

※一部修正しました(9月20日16時50分)

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コメント

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12件のコメント

  1. 五日市線関係の中央線直通列車は五日市線内6両編成で、八高線乗り入れの4両と分割併合するなどの形で乗り入れているはずですが・・・
    グリーン車投入時にどうなるのか気になります。

    • 廃止でしょうね……

    • JR東のプレスリリースの段階でグリーン車は中央線と青梅線のみとしていますから、五日市線系統は良くて4両付属編成のみ中央線直通、高確率で直通廃止でしょうね…。

    • ご指摘ありがとうございます。
      訂正いたしました。

  2. 平日の五日市線には6両が直通し、八高線に4両が運転され、4連はホリデー快速で入るのみです。五日市線は物理的にホーム長さは6連まで。昔は7連までドア2両締め切りで入れましたが今は入れるかわかりません。熊川や東秋留が伸ばせません。平日の直通は減車になるかもしれません。青梅から先も現状は7両が限界となります。改良しますかな?

    • JR東日本的に「入れて得だ」と思わなければ普通に分断すると思います、とプレミアムカー導入後、プレミアムカーつないでる8000系の特急以外の間合い運用が一気に激減した挙げ句、遂に今改定で間合い運用が一切なくなった(=快速特急及び特急の運用のみ)京阪沿線民は思います。
      まぁ運転士と車掌だけならそれでもまだ乗り入れるでしょうが、アテンダント居るからねぇ……(今年10月から東京都の最低時給985円だからグリーン車アテンダントだと普通に1000円超えるでしょ。立川青梅往復だけで普通に1時間越えるよ? それをどれだけ「青梅線内だけで」賄うの?って話)。

    • 青梅線内は青梅までしかグリーン車は運行しないって発表されてますよ。
      青梅から先は完全なローカル線運用になるのでしょうね。

    • ご指摘ありがとうございます。
      訂正いたしました。

  3. 五日市線は6両では?
    4両は八高線です。

    • ご指摘ありがとうございます。
      訂正いたしました。

  4. どうせやるなら15両編成にしないと大して混雑変わらないんじゃないかな?

  5. つぎはぎで駅を改造していくから、使いづらい駅が増えていく。金しか見えていない会社はイヤだねぇ~