サーブ「グリペン」の強みとは? スウェーデンの歴史と風土が生んだコスパ最強戦闘機(写真10枚)

スウェーデンのサーブが開発した「グリペン」は、コスパ最強との呼び声も高いマルチロール機です。その正統進化である新型機「NG」とあわせ、独自の立ち位置を占める「グリペン」の特徴や強みについて解説します。

安い、軽い、速い! 使い勝手まで考慮した「グリペン」

「グリペン」はほぼ同時期に開発されたユーロファイター「タイフーン」やダッソー「ラファール」と同様、水平尾翼を持たない三角形の主翼(無尾翼デルタ翼)と、機首部の揚力をもたらすカナード翼を組み合わせたデザインを採用していますが、機体のサイズは両機に比べて小さく、エンジンも「ラファール」や「タイフーン」が2基のエンジンを搭載しているのに対し、1基しか搭載していません。

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「グリペン」(C型)のコックピット(画像:サーブ)。

 このため航続距離は「ラファール」や「タイフーン」の半分程度ですが、複合材料を多用して機体を極限まで軽量化したため、最大速度はそれらを上回るマッハ2.2に達しています。

 機体が小柄なため兵装の搭載量は「タイフーン」「ラファール」に劣りますが、搭載できる兵装の種類では引けをとらず、レーダー誘導式のAIM-120「AMRAAM」空対空ミサイルや、精密誘導爆弾の「JDAM」といった、西側諸国の戦闘機の標準的な兵器に加え、国産のRbS15対艦ミサイルや、ヨーロッパ各国が共同で開発した長射程空対空ミサイル「ミーティア」、小型精密誘導爆弾「SDB」といった多彩な兵装が搭載できます。さらに「グリペン」同士はもちろん、早期警戒機や地上の防空レーダーなどと、敵や味方の位置情報などのデータを共有する、データリンク機能も備えています。

「グリペン」も「ビゲン」と同様、有事の際には高速道路を使って離着陸することを想定して開発されたため、離着陸時に必要な滑走距離も700m程度と短く、また有事の際には召集した予備役の兵士が整備することを想定して、ほかのジェット戦闘機に比べて整備手順が簡略化されています。

「グリペン」は同時期に開発された「タイフーン」や「ラファール」などに比べて性能のわりに価格が安く、またスウェーデン政府とサーブは資金に余裕が無い国にはリース契約による貸し出しを行なったり、「グリペン」導入の見返りとして、導入した国で「グリペン」の部品の製造を行なったり、導入国の特産品を購入するといった柔軟なセールスをしていることから、スウェーデン製の戦闘機としては輸出も好調で、チェコ、ハンガリー、南アフリカ、タイの4ヵ国に輸出されたほか、テストパイロットとエンジニアの養成を行なっているイギリスの王立テストパイロット学校でも1機が運用されています。

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コメント

5件のコメント

  1. 爆弾で酸素を奪うんじゃなくて

    江戸の火消しと同じで

    木を薙ぎ倒して

    延焼を防いだんだと思うんですが

  2. 記事にあるように酸素を奪うという方が正解に近い。爆風(衝撃波)で急激な気圧の変化を起こして炎を奪う方法だから、ロウソクの火を吹き消すのと似た仕組み。

    使った爆弾はGBU-49 Paveway II、GPS,レーザーの複合精密誘導爆弾。

    ちなみに自分はドラケンの方が好き

  3. マッハの領域で、軽量化で最高速度上がるか? そもそも、固定インテイクでマッハ2越えるか?

    • ちなみに自分はグリペン大好きです。

    • ちなみに私はマイキーが好きです

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