人間よりも過酷? 鉄道車両の軽量化 車体も窓も厳しく設計、どんな利点が

徹底的な見直してグラム単位の軽量化

 ボクサーが計量をパスするために過酷な減量を行うかのごとく、鉄道車両も乾いた雑巾を絞るように細かなところまで材質や部品などを検討し、軽量化を進めています。

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徹底的に軽量化を指向した209系の連結部分。台車の位置を300mmほど内側に寄せて台枠を軽量化した(児山 計撮影)。

 たとえば1993(平成5)年に登場したJR東日本の209系電車は、「価格半分・重量半分・寿命半分」というコンセプトのもと、ありとあらゆる部材が見直されました。

 そのひとつに、台車(車輪のある部分)の位置をこれまでの車両より内側に寄せ、台枠(自動車でいうシャシー)にかかる重量のバランスを見直すことで軽量化を図っています。こうすることで台車から連結部分のあいだの乗り心地がやや低下するリスクがありますが、京浜東北線の運転速度なら問題ないとして、軽量化を優先しました。

 また、大部分の窓を開閉できない固定窓としたのも軽量化の一環です。窓を固定すれば窓ガラスをスライドさせる機構を省略でき、ガラスが動かない分補強も簡易なものにできるため、軽量化につながります。1枚あたりの軽量化はわずかでも、10両分60枚の窓となれば疎かにできません。

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コメント

1件のコメント

  1. 一番苦労しているのはメーカー各社だと思うんだ。