品川駅西口はこう変わる! 不確定要素は「地下鉄」 国道上の次世代ターミナル整備

実現するか次世代交通ターミナル 大きな不確定要素は「地下鉄」

 品川駅西口の再開発においては、防災の機能も強化されます。羽田空港やリニア中央新幹線などと連絡するこの品川駅西口の各施設が、大規模災害発生時に、海外からの支援を受け入れる防災の拠点になるという考えも示されました。

 東日本大震災時には、国際協力支援の受け入れがスムーズにいかなかったといいます。品川駅西口周辺のホテルや会議場などの施設を、発災初期は帰宅困難者の収容や車両の一次待機所などに活用し、その後は海外支援部隊の宿泊や、情報収集の拠点、プレスルームなどとして機能させることを想定。平常時と災害時の機能を両立できる施設計画を検討するとしています。

 東京国道事務所は今後、東京都をはじめ関係各所と連携し、それぞれの開発計画のあり方について議論していくといいます。その開発規模は大きく、かつ複雑な調整が必要。現在でも多くの利用者が輻輳(ふくそう)するなか、それぞれの機能を維持しながら関連工事を進めなければならないとのこと。

 加えて、次世代交通ターミナルの整備については、モビリティそのものの走行実験や法整備がいま現在進められている段階です。委員のひとりである東京大学大学院教授の羽藤英二さんからは、「モビリティの研究開発にも投資していかないと、走行空間を造ったとしても機能しない恐れがあります」との意見が。ハードとソフトの開発を結びつけて進めるべきと話しました。

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開発イメージ模型。品川駅西口を北側から見た図(2018年10月29日、中島洋平撮影)。
品川駅西口駅前広場のゾーニングイメージ(画像:東京国道事務所)。
国土交通省が作成した品川駅西口駅前広場のイメージ映像より。次世代交通ターミナルのイメージ(画像:東京国道事務所)。

 もうひとつ、座長である日本大学理工学部特任教授の岸井隆幸さんが「大きな不確定要素」としたのが、地下鉄の接続計画についてです。2016年、国土交通省の交通政策審議会で東京圏における鉄道ネットワークの答申として、現在の東京メトロ南北線/都営三田線の白金高輪駅と品川駅をつなぐ「都心部・品川地下鉄構想の新設」が示されています。

 東京国道事務所によると、この計画を前提として、地下と地上、階上をつなぐ縦の移動空間を整備するといいますが、地下鉄の事業は何も具体化していません。岸井さんは、「(国道上に整備する)デッキの下に地下鉄が入ってくる可能性があり、これにより工事の手戻りが生じるのは面倒です。早めに計画を決めてもらいたい」と話しました。

 なお、東京国道事務所は2018年度いっぱいにこれら開発計画を取りまとめ、2019年度に加速していきたいとしています。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 整備する主体が違うのはわかってるけどさ、
    JR品川駅在来線のエスカレータ、エレベータ
    の設置が寒すぎるのをどうにかしてほしい。
    エスカレータは下りも設置すれば動線が固定
    されてより安全になるのに。
    週2で品川駅利用してるけど、うんざりだ。