橋の「ジョイント」はなくせるのか 走行時の「ゴツン、ゴツン」の原因、その役割とは

すべての撤去はできない?

――どのようにジョイントをなくすのでしょうか?

 ジョイントを撤去し、隣の橋桁と床版どうしを連結する工法や、舗装の上層を連続化する工法などがあり、場所に応じて適用しています。

――それでもまだジョイントが残されているのはなぜでしょうか?

 ジョイントをなくせるのは、橋桁の種類(鋼製かコンクリート製か、など)が同じであることや、高さが同程度で、かつ直線であることなど、一定の条件においてです。

 それぞれの橋桁が長すぎないことも条件のひとつで、連結した橋桁全体の伸縮量を両端部のジョイントで吸収できるよう設計します。今回のリニューアル工事では最も長いところで、24mの橋の床版を連結し、48mの範囲でジョイントをなくしました。

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首都高晴海線に設けられたジョイント。滑り止めも施されている(2018年2月、高橋亜矢子撮影)。

 このような工事は「ノージョイント化」「ジョイントレス化」などと呼ばれ、NEXCOや首都高でも進んでいます。たとえば首都高では3号渋谷線や4号新宿線などでノージョイント化を進めており、道路からの騒音が約3デジベル減少した実績もあるとのこと。これは、交通量が半減したことに相当するといいます。また、なくせないジョイントにも一部、滑り止めを施すなどしているそうです。

 ちなみに、ジョイントそのものも進化しています。ある橋の設計者によると、技術開発により対応できる桁の伸縮量が増えているほか、より低騒音で、より長持ちするよう改善されてきたそうです。

【了】

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