F-35買い増しなぜ必要? 実は5年前からほぼ既定路線 100機1兆円超えも現実的なワケ
まだまだ飛べはするものの…
F-15という飛行機の物理的な劣化具合だけを見るならば、少なくとも21世紀半ばまで後継機の必要はありません。実際、すでに近代化改修済みのF-15MJは今後も性能向上を受けながら、そのころまで運用され続けることになるでしょう。
非近代化改修機であるF-15SJも、性能向上しようと思えばいくらでも可能なはずです。しかしながらF-15SJは、レーダーをはじめとする搭載機器が現在の主流とは異なる規格で構成されており、F-15MJのように「必要な部分のみを載せ替える」といった近代化改修ができないのです。
つまりF-15SJを、F-35並みまでとは言わなくともF-15MJと同等レベルにまで引き上げるには、F-15という飛行機そのものだけは残して、中身を全て載せ替えなくてはならず、1機あたり数十億円の費用が必要だと推測されます。
それならば「近代化改修に適さない戦闘機」であるF-15SJへ大金を投じて、無理に近代化改修するよりも、既存の戦闘機とは別次元の情報収集/共有能力を持ち、かつステルス性に優れたF-35に更新してしまったほうが、費用対効果の面で優れていると言えます。
2013年の段階では単に「能力の高い戦闘機に代替」としか定められていませんが、性能面で40年落ちのF-15をそのまま使い続けるわけにはいかず、また近代化改修も難しいのですから、両国の政治家が誰であろうとも事実上F-35以外の選択肢は無かったのが実情であり、各航空、軍事専門誌などにおいてもF-15SJはF-35に置き換えられるだろうという意見は、早くから散見されていました。
F-35は国際共同開発機であり、様々な国が部品の製造に関与、かつ航空自衛隊配備機は国内で最終組み立てを行っています。したがってF-35はアメリカ製戦闘機とはいえ、「アメリカの取りぶん」は実はそう多くありません。さらに、追加された100機のF-35は年におよそ10機ずつ、10年近くをかけて導入することになります。総額1兆円超と聞こえこそ大きいとはいえ、仮に年10機ずつ10年で1兆円なら、年単位だと1000億円であり、自動車産業だけで年間5兆円にも上るアメリカの対日貿易赤字はほとんど影響されません。
F-35追加導入にトランプ大統領は何も関与しておらず、貿易赤字にもほぼ影響を与えないとはいえ、名目だけでも「1兆円超の契約をもぎ取ったのはトランプ大統領である」と「手柄」を渡すことによって、貿易赤字を嫌うトランプ大統領の顔を立てられるのならば、政治的な意味も含めてF-35追加導入は大きな意義を持ちます。
【了】
この記事読んで乗り物ニュース読むのやめました
(日本の財政破綻に向けて)明日に種を播こう
そう、結局は100機以上を新機種に変えないといけないのですよね。それを独自開発するか、共同開発するか、アメリカから買うか、という選択肢は残っていたでしょうけど、現実的には既に存在するF35が無難だったと。トランプのご機嫌取り程度には役立つだろうという意味では、良いタイミングでカードを切ったと思います。
買わないでf15を限界まで使い続けるってのも選択肢としてありますね
F35買い増しの一番重大な理由は、
中国が3隻目の空母を建造している事。
更に、中国の3隻目の空母には、カタパルトがついているとの噂がある。
この記者は、中国空母のニュースを知らないなら、無知な記者であり、
中国空母の重要性を理解しないなら、無能な記者であり、
中国空母のニュースをわざと記事に書かなかったなら、この記者は、犯罪者となる。
数十億円で表皮以外すべての装備品を新品に取換え、っていうのも夢があって楽しそうなんだけどね。
こぅゆう”ネトウヨ”的な記者の文章載せるのやめた方が良いよ。
自衛隊は戦争する為の野蛮な侵略軍では無いのだから、飛べるなら無駄に高価な戦争の為のF-35なんかよりも、安価で平和的なF-16があれば必要十分。
仮にも報道関係者なら平和を願うのが義務だと思うけどね。
壊れてから買い換えれば良いという馬鹿な意見が見られて笑う。
壊れるということは、万が一の場合”墜ちる”に繋がりかねないんだがな。
自衛隊員や落下した先にいる民間人に被害が出るようになってから考えようというのが平和思想とは。
F-35はドンガメだからF-15の代替には適さないよ。
ステルスで適地攻撃したいのかな?