奇跡の豪華駅弁「元気甲斐」 業者を救ったテレビ番組コラボ弁当、誕生から30余年

中央本線の小淵沢駅で販売されている駅弁「元気甲斐」は、紀行作家の宮脇俊三さんもお気に入りだったという名物駅弁。実はテレビ番組のタイアップで作られ、そうそうたる人々が関わり誕生したものです。

30余年の人気は「実力」あってこそ

「探検レストラン」は1984(昭和59)年10月、22時台に放映が始まり、その後19時台のゴールデン時間帯へと移行したものの、周辺時間帯で放映されていたほかの番組と比較すると人気はそれほど高くなく、1987(昭和62)年3月に終了しました。しかし、熱心な視聴者の心をつかみ、「元気甲斐」の驚異的な売り上げを勝ち取ったのです。

 なお、番組制作に携わった「フルハウステレビプロデュース」は後に「ハウフルス」と社名を変え、ノウハウを生かして「チューボーですよ!」「どっちの料理ショー」などのグルメ番組を世に送り出しています。

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「探検レストラン」の企画内で「元気甲斐」とともに作られた「お茶土瓶」。小淵沢駅でいまも販売されている(oleolesaggy撮影)。

 とはいえ、いくら優れたモノを開発しても、品質を保ち続けなければ客は離れてしまいます。この駅弁の品質と人気を番組終了後も保ち続けてきたのは、老舗の駅弁調製業者である丸政の実力あってのことでしょう。

 ちなみに、「探検レストラン」の企画内で開発されたもののひとつに、キリンビールが製造する「ハートランドビール」があります。こちらも歴史を積み重ね、いまではキリンビールのなかでも「ラガー」に次ぐ古参ブランドに。「元気甲斐」を食べる際、「ハートランドビール」を合わせてみるのもいいかもしれません。

【了】

※記事制作協力:風来堂、oleolesaggy

※誤字を修正しました(7月9日13時15分)。

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コメント

4件のコメント

  1. 当時高校生でしたが、前夜新宿発23:55の長野行き普通列車で発売初日に買いに行ったのが思い出されます

  2. 懐かしいなあ、愛川欽也の探検レストラン。

    この駅弁プロデュースのシリーズは視てました。

    その後数年経って、一人旅が許されるようになってから買いに行って、小海線が来るまでの乗り継ぎ時間で待合室で食べました。

    美味しかったなあ。

  3. 岩永嘉弘が正しいですねコピーライターの岩永氏の名前。

    • ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。

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