JR四国の新型2700系特急形ディーゼルカー、兄弟車と大きく違う「車体傾斜」の仕組み(写真94枚)

JR四国の土讃線、予讃線、高徳線に導入される新型特急車両の2700系ディーゼルカーは、以前に製造された新型特急車両の2600系ディーゼルカーをベースに開発されましたが、実はカーブを速く走るシステムに大きな違いがあります。

傾斜方式だけじゃない大きな変化

 JR四国の主要路線のうち、予讃線や、香川と徳島を結ぶ高徳線は平らな地形に線路が敷かれていて、カーブしている部分も比較的少なめです。

 これに対して土讃線は四国山地を縦断する路線のため、山の地形に沿ってカーブが連続している部分も多く、空気の出し入れも頻繁に行わねばなりません。その土讃線で2600系が走行試験を行った結果、空気の消費量が大きく、その確保が難しいことが明らかになりました。この結果を受けJR四国は方針を転換し、振り子式を再び採用した2700系を開発したのです。

 こうしたことから、デザインは似ていても車体の寸法や形状は大きく変わりました。たとえば、車内の天井は2600系より10cm低くしたといいます。振り子式の車両は重心を低くしたほうが乗り心地がよくなるため、2600系より車高を抑えて2000系とほぼ同じ形状にしたのです。JR四国の担当者は「2600系に比べて(車体を)だいぶ絞ったので、アスリートみたいな感じがしています」と話しました。

 2700系は2019年秋の営業運転開始を目指し、量産先行車で各種試験が行われ、その後、量産される見込み。土讃線のほか予讃線や高徳線でも運転されます。

 予讃線や高徳線などカーブが少ない路線では2600系、土讃線のようなカーブが連続する路線は2700系というように両車を並行して導入してもよさそうに思えますが、JR四国の担当者は「いまところ考えていない」としています。

 ちなみに、2700系と2600系、または2700系と2000系を連結して運転することはできないそうです。

【了】

【写真】車内から床下まで全公開!

Writer:

鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。

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コメント

5件のコメント

  1. 兄弟?2600は未熟児だろ?いい加減にしろよ国鉄が

    • 自分、右翼かよ。

    • てってってさんよ、島国から何を見て何を診てんだよ?w

      JR四国のような他人の褌で相撲をとる独り横綱を国鉄と言うんだよ

      低品質の原油で精製される腐れ軽油で走るキハなんてのは老害路線を走る公害なんだよ

      他でもいちいち人のコメントに噛みついてないで、その周回遅れの度頭修正してからコメントで切り返してこいや!

    • 他人を右翼とか?思考回路がキハが走る単線並みなんだろ

  2. 次は何をやらかすか?まさか自分等で埋めた地雷を踏むのかな?実質JNRの四国支社は?

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