ドイツ「戦車王国」の黄昏 稼働するのは全盛期のわずか3%、どうしてそうなった?

戦車といえばドイツ、ドイツといえば機甲師団、というイメージは、もはや過去のものかもしれません。実稼働数は、いまや自衛隊のそれよりも少ないといいます。復活の目はあるのでしょうか。

冷戦終結から20有余年、「戦車王国」はどうなった?

 1991(平成3)年12月25日、東側陣営の盟主だったソ連が解体され、東西対立の冷戦時代も終わります。ヨーロッパ各国は軍の体制を見直し、お金のかかる戦車を減らしていきます。2001(平成13)年9月11日に発生した「アメリカ同時多発テロ事件」をきっかけに、先進国の軍隊は国家ではないテロ集団や武装組織など、「非国家組織」との戦闘に備えなければならず、世界中に素早く展開できるような体制に変わっていきます。戦車のような、大きく重たくお金のかかる装備ではなく、装輪(タイヤ)式装甲車など軽くて運びやすく、お金の掛からない装備が重視されるようになったのです。

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ボクサー装輪装甲車(画像:ARTEC GmbH)。

 1970年代には、当時の西ドイツには13個装甲(戦車)師団がありましたが、統一後、2010(平成22)年には2個装甲師団にまで削減されています。2000両もあった戦車も余剰となり、中古でも高性能で「人気車」であったレオパルトは、どんどん輸出に回されます。こうしてドイツの戦車は数を減らしていきます。

 一方で、「ボクサー」という装輪装甲車が、2002(平成14)年から配備され始めました。2019年現在、その保有数は274両で、計画では404両まで増やすといい、現状の稼動数は107両です。対し、レオパルト2の稼働数は先述のとおり68両。ほかにドイツ軍が採用する戦車はなく、数だけ見れば、もはや「戦車王国」と呼べるような現状ではありません。

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コメント

1件のコメント

  1. ポルシェティーガ-はポルシェティーガーだ。エレファントはエレファントだ。

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