ドイツ「戦車王国」の黄昏 稼働するのは全盛期のわずか3%、どうしてそうなった?

戦車といえばドイツ、ドイツといえば機甲師団、というイメージは、もはや過去のものかもしれません。実稼働数は、いまや自衛隊のそれよりも少ないといいます。復活の目はあるのでしょうか。

「新冷戦」の時代の戦車

 2015年5月、東の「戦車王国」ロシアで、新型の「T-14」戦車が姿を現します。強力な125㎜砲を搭載した無人砲塔を採用し、防御にも優れ、周辺状況をモニターする電子・光学センサーを多数装備し、3名の乗員は特に防護された車体の区画にまとめて配置されるなど、従来の戦車とは明らかに異なったコンセプトになっています。

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西側に衝撃を与えたロシアの新型戦車T-14(画像:ロシア国防省)。

 当初、ロシアはこの新型戦車を、2020年までに2000両以上取得すると発表していましたが、2019年現在でも実際の配備数は100両程度で、T-14はまだ完成品ではないとも言われています。しかし、ヨーロッパにおける陸戦の「ゲームチェンジャー」になる可能性を秘めています。このT-14に、ボクサーのような装輪装甲車ではまったく対抗できません。レオパルト2でさえも、渡り合うのは厳しいとの見方もあります。

 戦車を発明したイギリスは、戦車生産ラインを2009(平成21)年に閉鎖し、アメリカはヨーロッパに展開していた戦車部隊を、本国に引き上げてしまっています。他方、ウクライナ情勢を受けて、ロシアと西側諸国との緊張は再び高まっており、「新冷戦」という言葉も聞こえています。そうした情勢のなか、アメリカは定期的に戦車部隊を東欧、中欧ポーランドなどの中部ヨーロッパに送って合同演習を行っています。もちろんドイツにとっても他人事ではないはずで、再び「戦車王国」として復活する時は近づいているのかもしれません。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. ポルシェティーガ-はポルシェティーガーだ。エレファントはエレファントだ。

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