「セダンくらいしか入らない」立体駐車場は変わる? 背が高くなったクルマ、どう対応

機械式の立体駐車場は、限られたスペースで多くのクルマを収容できるものの、特に高さの制限から入庫できないクルマも少なくありません。背の高いクルマが増えるなか、どう対応しているのでしょうか。

背の高いクルマも入れる駐車場、増えている?

 立体駐車場の業界団体である立体駐車場工業会によると現在、立体駐車場はほとんどのクルマが入れるように設計されているといい、高さだけでも2200mmに対応するものまであるとのこと。ある立体駐車場メーカー関係者も「新規で建設される駐車場では、背の高い車種に対応するところが増えています」と話します。

 しかしながら、一般的に「立体駐車場」と呼ばれる機械式駐車場は、1990年代から2000年代にかけて最も多く設置されています。メーカー関係者によると、「20~30年前に造られた駐車場は、そのころ一般的だった『乗用車』用、つまりセダンくらいしか入庫できないところが多いですね」とのこと。

「およそ30年経過した立体駐車場は、メンテナンスにおいて建屋内のパレット(クルマが載る台)だけを更新することがあり、その際にハイルーフ、ミドルルーフの車室を希望されるオーナーさんも多いです。ただし、このような施設の更新は新規建設と同じくらい費用がかかるため、更新されないままだったり、取り壊されたりすることもあります」(立体駐車場メーカー関係者)。

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この立体駐車場は1550mm以下の車高制限がある(乗りものニュース編集部撮影)。

 タワー式立体駐車場などで建屋内部の設備のみ更新する場合、車高の高い車室を設ければ、そのぶん駐車台数は減ってしまいます。メーカー関係者によると、「全車室を一律のサイズで造ることもあれば、異なる車高に対応する車室を混在させることもあり、『附置義務台数』を確保できる範囲で決められます」とのこと。

「附置義務台数」とは、かんたんに言うと自治体の条例で、施設や建築物の規模に応じて決められた、確保すべき駐車場の収容台数です。路上駐車を防止する観点から、特定の地域内において一定の規模を超える店舗や事務所、住居などに、駐車場の設置が義務づけられており、建物の用途と床面積に応じて必要な収容台数が決まります。

 つまり、更新にかかるお金の問題だけでなく、背の高いクルマに対応したくても、収容台数を一定以上減らしてはいけないケースがあるわけです。

【画像】立体駐車場の種類

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コメント

2件のコメント

  1. 逆に言えばセダンで十分であるし、道路事情ですら外国規格の3ナンバーに対処してないですからね

    セルシオも2代目のUCF20型までは大半の立体に入れたのですが30とかLSになるとホテルなどの立体は全長と幅で却下ですからね。

    またアルファードのように旧車のセダン系のプラットフォームを用いて無理矢理にミニバンを作った車種は重量も重く立体Pの新設や改造にても車枠だけの問題には留まらないでしょうね。

    今のレクサスLSの販売不振の原因はベンツのSロング並みに大きくなりすぎた駐車場の確保の問題とも言われてますし

    立体Pを問うなら異常に大きくなりすぎた日本車を見直すべきかと私は思いますがね

  2. 今の時代、車高1550mm以下の車を探すことが難しいですね。

    最近のポルシェ タイカンやアウディ e-tronGTの電気自動車すら入らない。(充電は別としても)

    狭いマンションで車さえも自由に選べない都会の人間は大変だと思う。

    車で趣味を諦める場合もあるし

    ステータスや資産価値とか言ってたらつまらない人生になりそう

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