「戦闘用」名乗る陸自車両の「コンバットタイヤ」、普通のタイヤとの違いは?

そもそも「ランフラットタイヤ」とは?

 ランフラットタイヤのうち、「サイドウォール型」は、タイヤの空気が抜けた後でも、タイヤ側面に組み込まれた補強ゴムの力でタイヤの形状を保つものです。ISO(国際標準化機構)規格では、80km/hで約80km連続して走行することが求められています。

 一方の「中子型」は、タイヤの中空部といわれる空気などが満たされている部分に、金属などでできた軽量の仕切りのようなものを入れて、パンクした時には、その仕切りでタイヤを支えて形状を保つようにしています。こちらも、サイドウォール型と同じ程度の速度で、同じくらいの距離を連続走行することができるそうです。

 陸上自衛隊が保有する、ランフラットタイヤが採用された代表的な装輪装甲車として、たとえば82式指揮通信車と87式偵察警戒車には「サイドウォール強化型コンバットタイヤ」が装着されています。

 96式装輪装甲車には「中子型コンバットタイヤ」が装着されていて、装甲車ではありませんが、高機動車にも同様のものが装着されています。ちなみにこの高機動車ですが、タイヤの取り付け部分にタイヤ空気圧復帰用のエアタンクが装着されていて、車内のボタン操作でタイヤの空気圧を上げられるほか、泥濘地などでタイヤの接地圧が欲しいときには、逆に空気圧を下げることもできます。

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