「戦闘用」名乗る陸自車両の「コンバットタイヤ」、普通のタイヤとの違いは?

もちろんお値段はお高め

 ランフラットタイヤは、万が一の際のパンクにも対応できることから、自衛隊の全装輪車両に導入してもよいと筆者(矢作真弓:軍事フォトライター)は思うのですが、一般的なタイヤと比較して価格が高いため、全てに取り付けられているわけではないようです。もちろん、どの車両にどのタイヤを取り付けるのかは、その時々の防衛力構想や予算などで決定されるものでもあります。

 また、整備性も通常のタイヤと異なるため、ランフラットタイヤを導入するには、価格面だけではなく、多角的な視点から検証する必要があるようです。

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「中子型コンバットタイヤ」を装着した96式装輪装甲車。走破性を高めるために前輪にチェーンを巻いている(矢作真弓撮影)。

 ランフラットタイヤそのものは、1980年代頃に身体障害者向けのクルマ用に開発されたものが発祥といわれていて、その後は一般車において、たとえばスーパーカーに採用されたり、スペアタイヤを積まないことで車内スペースを確保するために採用されたりし始めました。自衛隊車両でも、80年代から90年代にかけて多く採用され始め、その後、2000年代には欧州のクルマメーカーが中心となって積極的に採用し、クルマ市場へ一気に浸透していったようです。

 このように、コンバットタイヤはランフラットタイヤの一種といえるわけですが、では、一般のクルマに使用されるそれと、なにか異なる点はあるのでしょうか。

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