「戦闘用」名乗る陸自車両の「コンバットタイヤ」、普通のタイヤとの違いは?

自衛隊の一部車両には、その名も「コンバットタイヤ(戦闘用)」なるタイヤが装着されており、パンクに強いといいます。どんなものなのでしょうか。

もちろんお値段はお高め

 ランフラットタイヤは、万が一の際のパンクにも対応できることから、自衛隊の全装輪車両に導入してもよいと筆者(矢作真弓:軍事フォトライター)は思うのですが、一般的なタイヤと比較して価格が高いため、全てに取り付けられているわけではないようです。もちろん、どの車両にどのタイヤを取り付けるのかは、その時々の防衛力構想や予算などで決定されるものでもあります。

 また、整備性も通常のタイヤと異なるため、ランフラットタイヤを導入するには、価格面だけではなく、多角的な視点から検証する必要があるようです。

Large 20190227 01
「中子型コンバットタイヤ」を装着した96式装輪装甲車。走破性を高めるために前輪にチェーンを巻いている(矢作真弓撮影)。

 ランフラットタイヤそのものは、1980年代頃に身体障害者向けのクルマ用に開発されたものが発祥といわれていて、その後は一般車において、たとえばスーパーカーに採用されたり、スペアタイヤを積まないことで車内スペースを確保するために採用されたりし始めました。自衛隊車両でも、80年代から90年代にかけて多く採用され始め、その後、2000年代には欧州のクルマメーカーが中心となって積極的に採用し、クルマ市場へ一気に浸透していったようです。

 このように、コンバットタイヤはランフラットタイヤの一種といえるわけですが、では、一般のクルマに使用されるそれと、なにか異なる点はあるのでしょうか。

この記事の画像をもっと見る(4枚)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  5. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開