「戦闘用」名乗る陸自車両の「コンバットタイヤ」、普通のタイヤとの違いは?

一般的なランフラットタイヤとの違いはあるの?

「コンバットタイヤ」はその名の通り、戦場における使用を想定したものです。たとえば、敵の小銃弾によってタイヤを撃ち抜かれたとしても、これまで述べてきたように、ランフラットタイヤの性能を持っているため、ある程度の距離を走り抜けられます。

 また、泥濘地などの不整地でも走れるように、タイヤの溝(パターン)が大きいことも特徴です。大きくボコボコした溝は、細かい石などを挟みこむことがなく、不整地であってもスリップしにくく、力強く進んでいけるようにデザインされています。

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82式指揮通信車には「サイドウォール強化型コンバットタイヤ」が取り付けられている(矢作真弓撮影)。

 そして、ひと口に「コンバットタイヤ」といっても、車種ごとに別のものが用意されています。

「車種ごとにタイヤサイズが異なるため、それぞれ別のタイヤを使用しております。また、車種により夏用、冬用があります」(陸上自衛隊補給統制本部 広報)

 ただし材質的には、なんら特殊なものは使われていないそうです。

 また、上述の「冬用」とは、いわゆる「スタッドレスタイヤ」のことです。もちろん、一般的なスタッドレスタイヤと同様の構造を持つものの、自衛隊車両の多くは一般的なクルマに比べ重いため、凍結路面や演習場などでは、チェーンを巻くなどして事故の予防措置を施しています。

【了】

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