ここまで変わるか! JR鶴見線 横浜&川崎を走る「都会のローカル線」乗って体感した
通勤客の向かう先は
列車は鶴見駅を発車後、国道、鶴見小野と本線の駅に停車していきます。各駅で乗降はあるものの、乗車人数にさほど変化は見られません。一方、景色は一変。車窓からは民家が消え、辺りに工場が広がり始めます。「京浜工業地帯」といわれるエリアです。
8時14分、終点の大川駅に到着すると、ひとつしかないホームはたちまち乗客であふれ返りました。私も人の動きに身を任せて歩きます。改札に係員はおらず、あるのは「Suica」などの交通系ICカードに対応した簡易型改札機です。皆さん、手慣れた様子でタッチし、黙々と歩みを進めていました。
下車した人たちはどこに向かっているのか――眺めていると、大きく分けてふたつの流れがあることが分かりました。ひとつ目は、駅から数十メートル先に吸い込まれる流れ。看板を見ると「三菱化工機株式会社」とありました。さらに、もうひとつは駅の東側に続いています。人の流れに加わってみると、果たしてそこに現れたのは工業団地でした。
薄々お気付きだと思いますが、大川支線を含めた鶴見線の平日の顔は、一帯の工業地帯で働く人たちをおもな対象とした「通勤輸送」です。ゆえに、朝夕の出退勤に合わせて列車も走り、日中、あるいは土休日は極端に本数が少なくなるのです。都心のビジネス街は、週末ともなれば途端に閑散となる所もあり、こういったエリアでは得てして飲食店や書店が「日曜定休」になりがちですが、なんとなく似たような趣があります。
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時刻は8時半。ホームからあふれるほどの人たちは、あっという間に出勤を終え、辺りは閑散としていました。どこかの工場の始業時刻なのでしょう、ラジオ体操のメロディがぼんやりと聞こえてきました。
さて、そろそろ大川駅を出発する時刻です。8時49分発の鶴見行きに乗車しました。これを逃すと次の列車は17時15分。朝の仕事を終えた折り返しの列車はあからさまに空いていて、乗客は10人もいません。彼らと一緒に一区間だけ移動し、本線との乗換駅である安善駅で下車しました。
6年前に海芝浦駅で下車し、海芝公園で4時間のんびり過ごした。天気良かったので、最高の時間だった。
昔は1両編成だった大川支線、最近では近隣各区間と共通の3両で運転している。現地に行ってみたらホーム延長工事をやった痕跡ありでした。
鶴見線 寒いです!🥲🥶🥶
ウイルス感染予防のためにも暖房お願いします!