JRの電源車「ゆうマニ」長津田に到着 東急「ザ・ロイヤル・エクスプレス」と北海道へ
JR東日本の電源車「マニ50 2186」が東急電鉄に譲渡されました。長津田駅でJR東日本から東急の線路へ入った「マニ50 2186」は、観光列車「ザ・ロイヤル・エクスプレス」とともに北海道を走る予定です。
「ザ・ロイヤル・エクスプレス」が北海道を走るには
「ザ・ロイヤル・エクスプレス」の車両は、伊豆急行2100系直流電車(8両編成)を改造して使用しています。しかし、JR北海道の路線の多くは電化されておらず、電化されている区間も交流方式のため、そのままでは走れません。
そこで対応策として、ディーゼル機関車で車両をけん引するほか、発電機を搭載しほかの車両に照明や冷暖房などの電力を供給する電源車が連結されることになりました。
今回譲渡される電源車「マニ50 2186」は、JR東日本がおもに団体列車や臨時列車などに使っていたジョイフルトレイン「リゾートエクスプレスゆう」に連結して使われていたため、「ゆうマニ」とも呼ばれています。「リゾートエクスプレスゆう」は2018年9月に廃車となっていますが、「マニ50 2186」は「ザ・ロイヤル・エクスプレス」とともに北海道を走ることになる予定です。
東急電鉄によると、「マニ50 2186」と「ザ・ロイヤル・エクスプレス」の連結器などの工事は2020年に実施するとのこと。また、外観のデザインに関しては、検討中としています。
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