「かがやき」2本減「あさま」11本減 北陸新幹線、全線再開後の暫定ダイヤ発表
台風19号の影響で長野~上越妙高間が不通の北陸新幹線が、全線で運転再開へ。JR東日本が発表した暫定ダイヤは、「かがやき」「あさま」「つるぎ」の本数が元のダイヤと比べて減っています。
臨時停車や臨時「たにがわ」運転も
JR東日本とJR西日本は2019年10月23日(水)、北陸新幹線が全線で運転を再開する25日(金)以降の暫定ダイヤを発表しました。
1日の運転本数(上下合計)は、従来のダイヤと比べて「かがやき」(東京~金沢)は2本減の18本、「はくたか」(東京~金沢)は増減なしの28本、「あさま」(東京~長野)は11本減の23本、「つるぎ」(富山~金沢)は1本減の35本です。
「あさま」の本数が減るため、上越新幹線の一部の「とき」が本庄早稲田駅(埼玉県本庄市)に臨時停車するほか、臨時の「たにがわ」が運転されます。また、一部の「はくたか」が安中榛名駅(群馬県安中市)と佐久平駅(長野県佐久市)に臨時停車します。
指定席は24日(木)午前11時から、みどりの窓口や駅の指定席券売機などで発売されます。なお、25日(金)以降に運転する列車の指定券をすでに持っている場合で、再開後の暫定ダイヤでも列車名が同じならば、きっぷはそのまま利用できます。運転がない場合は、窓口への申し出が必要です。
北陸新幹線は台風19号による大雨で千曲川が氾濫し、線路や信号設備などで浸水被害が発生。車両は北陸新幹線用のE7系・W7系電車30編成のうち10編成(120両)が水に浸かりました。現在は長野~上越妙高間で運転を見合わせており、東京~長野間と上越妙高~金沢間で折り返し運転を行っています。
JR東日本は、復旧工事が進み、安全確保の見通しが立ったことから、25日(金)に東京~金沢間で直通運転を再開する予定です。
【了】
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