現役の「長い飛行機」ベスト5 ジャンボ強しだが双発機も健闘 「超ロング機」も開発中
日本の主力双発機もランクイン 「超ロングな機体」も開発中
つづいて、3位から5位を見ていきます。
3位は日本の主力双発機「777-300」
3位はボーイング777-300シリーズで、全長は73.9m。日本でもJAL、ANAが国内線、国際線ともに主力で導入している機種です。座席数はボーイング747シリーズに匹敵する500席超を搭載可能。2発の巨大エンジンを搭載した「双発機」では最大の全長です。
4位はJALが導入予定の最新鋭機「A350-1000」
僅差でボーイング777-300シリーズに次ぐのが、エアバスの最新鋭機であるA350-XWBシリーズの長胴型、エアバスA350-1000型機です。その全長は73.7mで、日本ではJALが導入する予定(標準型のA350-900型機は2019年9月から導入済)。新素材(複合材料)を使った胴体と新エンジンが特徴の双発機です。
ちなみにJALがエアバス機を新導入するのは、このA350-XWBシリーズが初です(統合した会社からエアバス機を引き継いだことはあり)。
5位は総2階建ての巨大機「A380」
1階建ての機体が“健闘”するなか、5位は総2階建ての巨大機エアバスA380型機です。全長は72.7m。「長さ」では5位なものの、座席数は最大800以上で、離陸重量も最大級です。生産終了が発表されましたが、日本ではANAが成田~ホノルル(ハワイ)線に3機導入(就航中は2機)。「フライングホヌ(空飛ぶウミガメ)」の特別塗装が行われています。
なお、このランキングを塗り替えてトップに立つ予定の「超ロングな機体」が現在、開発されています。2020年の導入が見込まれている「ボーイング777X」の長胴型、「ボーイング777-9」です。
その長さは、1位のボーイング747-8型機の76.3mを上回る76.73m。日本ではANAが20機、発注済みです。ちなみにボーイングは、これよりもっと長い「777-10X」も研究中といわれています。
【了】
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