立って牛乳&パン 秋葉原駅ホーム「ミルクスタンド」とは いまも親しまれる昭和の風景

かつてはあちこちにあったミルクスタンド

 店頭にはパンも豊富に取り揃えられています。代金を置いて、無言でパンをカバンに放り込んでいく常連さんも見られました。そのほか、牛乳とあんぱんがセットになった「あんぱん定食」もあります。これは、バブル期の忙しいビジネスマンが短時間で朝食を済ませられるようにと開発されたもので、当時は爆発的人気を誇ったようです。今も、定番メニューとして看板が出ています。

 通勤ラッシュが一段落したあとは、比較的落ち着いた雰囲気が漂います。秋葉原に遊びに来た人たちが、種類豊富な牛乳のなかからどれを飲もうか選んでいたり、海外から来た観光客が写真に収めていたり。ミルクショップ酪を運営している大沢牛乳によれば、売り上げのピークは8時台、また各地のご当地牛乳が売れるのは14時台とのことでした。

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パン類では「熟成厚焼きたまご風蒸しパン」が人気という(2019年10月、蜂谷あす美撮影)。

 ミルクショップ酪の創業は1950(昭和25)年。第1号店は御徒町に、その後、秋葉原に進出しました。こういったミルクスタンドは、かつては都心や私鉄沿線のちょっとした駅にもあったそうです。

「瓶牛乳を店頭に納品するためには、メーカーの担当者が、一般の人も通る階段などを利用して運ぶ必要がありました。この点がコスト面、安全面から厳しくなり、自然淘汰されていったのではないでしょうか」

 大沢牛乳支配人の稲村嘉一さんはこう推測します。一方で、ミルクショップ酪の場合、メーカー担当者は、秋葉原駅1階にある大沢牛乳の冷蔵庫への納品でよく、その先、店頭までは大沢牛乳のスタッフが資材用のエレベーターを使って運んでいるとのことでした。

【写真】各地の「立候補牛乳」5種

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