立って牛乳&パン 秋葉原駅ホーム「ミルクスタンド」とは いまも親しまれる昭和の風景

シールを貼って投票、牛乳総選挙

 ミルクショップ酪では、特売品の販売や試飲会など、1年を通して面白い取り組みを行っています。そのなかでも特に力を入れているのが「牛乳総選挙」。アイドルグループ「AKB48」の「選抜総選挙」に着想を得て始めたそうです。6回目となる今年は、10月9日(水)から11日(金)まで、秋葉原駅と御徒町駅で開催されました。各地から“立候補”した5種類の牛乳(通常より10円引き)を試飲し、客がその場で美味しいと思った牛乳に投票するもの。投票は、担当者の掲げるパネルにシールを貼るという方式です。

 総選挙に参加するかどうかは、メーカーが任意に選べます。総選挙に向けては毎年7月ごろから、メーカーと大沢牛乳でミーティングを行い、実施時期など詳細を決めていきます。店頭には総選挙の案内ポスターなどが掲出されますが、これらはメーカーの担当者が手作りしているといいます。

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「牛乳総選挙」投票用のパネル(2019年10月、蜂谷あす美撮影)。

 今回、総選挙に際して店頭に立った、古谷乳業の高橋 賢さん(「高」ははしごだか)、メイトー協同乳業の山野剛史さん、そして酪王乳業の大竹幸雄さんに話を聞きました。すると、普段は同業他社ということから「ライバル関係」にありますが、総選挙のときは一緒にお店を盛り上げる「仲間」になるとのこと。また、購入客から生の声を聞ける貴重な場でもあるそうです。

 投票期間が終わると、大沢牛乳が投票を集計し、結果が公表されます。結果は店頭などに掲示されるため、来店者のなかには「1位の牛乳をください」と注文する人も多く、総選挙の成績は、売り上げに効果があるそうです。

 ミルクショップ酪では、冬限定でホットミルクを販売しています。これからの季節、ホームでホッと一息ついてもよいかもしれません。

【了】

【写真】各地の「立候補牛乳」5種

Writer: 蜂谷あす美(旅の文筆家)

1988年、福井県出身。慶應義塾大学商学部卒業。出版社勤務を経て現在に至る。2015年1月にJR全線完乗。鉄道と旅と牛乳を中心とした随筆、紀行文で活躍。神奈川県在住。

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