踊り子 新幹線リレー号…引退迫る国鉄185系電車「特急形兼近郊形」の思想持つ車両とは

特急「踊り子」などに使われる185系特急形電車。東京と伊豆を結んで40年、塗装や座席を変えながら「シュプール号」や「新幹線リレー号」、またお召列車としても走り、近郊形の役割も担いました。どんな車両だったのでしょうか。

ストライプ、湘南色… 内装リニューアルでリクライニングシート

 1995(平成7)年からは、内装のリニューアルと塗装の変更が行われました。

 この改造で座席は回転リクライニングシートになり、185系はほかの特急形車両に引けを取らなくなりました。車体の塗装は斜めのストライプから四角形基調のブロックパターンとなり、印象が大きく変わりました。

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これまでの国鉄型車両になかった大胆なストライプ塗装は、大きなインパクトをもって185系のイメージを決定づけた(2017年5月、児山 計撮影)。

 さらに2010(平成22)年からは一部の編成が、上野~長野原草津口(当初は長野原)間を走る「草津」運転50周年を記念して湘南色(オレンジ色と緑色)のツートンカラーに、2012(平成24)年には「踊り子」の前身である「あまぎ」に使われた157系電車風の塗装になるなど、話題を振りまきました。

 しかし、この時点で登場から30年以上が経過し、老朽化も進行したことから淘汰が始まり、2016年に高崎線の運用から撤退。最後の定期運用となっている東海道本線の「踊り子」も、2020年3月14日(土)のダイヤ改正でE257系への置き換えが始まります。2019年11月10日付の東京新聞によると、2021年には185系の全車両が引退する予定です。

 登場から40年、185系は定期列車はもちろん臨時列車や修学旅行列車など、幅広く活躍してきました。特急形と近郊形両方の役割をこなすべくデザインされましたが、その使命を十分に全うしたと言えるでしょう。

【了】

【写真】東北新幹線が大宮止まりだったころ

Writer:

出版社勤務を経てフリーのライター、編集者に。教育・ゲーム・趣味などの執筆を経て、現在は鉄道・模型・玩具系の記事を中心に執筆。鉄道は車両のメカニズムと座席が興味の中心。座席に座る前に巻尺を当てて寸法をとるのが習慣。言うなれば「メカ&座席鉄」。

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コメント

5件のコメント

  1. 373系も特急兼近郊形のはず。

  2. よくムーンライトにも充当させたな。

  3. 感覚的には165系の後継車。特急にもなんとか使えるような装備にはしておいて、消滅しつつあった急行が格上げされた特急(新特急含む)に主に使われ、165系と同様に普通列車にも使い、って感じで。

  4. 国鉄末期の苦しい背景はあるのだろうが、特急としても各停としても中途半端で好きになれなかった車種。アコモは117系に準じた方が良かったんじゃないか。

  5. どこか地方鉄で使ってくれ。無償譲渡してあげて。解体だけは勘弁を。

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