地下鉄トンネル内で東京メトロ ドローンを飛ばす 操縦者も順次育成 なぜなのか?

全路線の85%がトンネルになっている東京メトロでは、車両の整備などのほかにも、構造物としてのトンネル検査が欠かせません。天井の検査など高所作業を助けるべく導入されたドローン、その活用法を見てみます。

今後は9路線すべての検査でドローンを導入

 今回のデモンストレーションではまず、飛翔したドローンが頭上の架線に沿って進み、天井に貼られた写真をモニターへ映し出していましたが、暗いトンネル内であるにも関わらずその映像は鮮明なものでした。

 続いて、ドローンは天井付近の壁に空いた通風孔へ入っていきました。従来、人がはしごを上って確認するなどしていた場所も、ドローンならばひとっ飛びでたどり着け、作業は大きく省力化できるそうです。コントローラーから発せられる電波は、1000m離れてもドローンに届くといい、たとえ通風孔が内部で複雑に枝分かれしていたとしても、自在に動けるドローンなら対応可能といいます。

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模擬トンネル内でのデモンストレーションの様子。天井に貼られた写真をドローンが撮影。モニターに映し出された映像は鮮明なものだった(2020年2月25日、大藤碩哉撮影)。

 東京メトロの工務部土木課 課長補佐の今泉直也さんは「従来は撮影をともなう検査の際、長い棒の先にカメラを取り付けるなどしていましたが、垂直方向の移動が難しく、また足場の悪い線路上を歩く作業員の負担も大きいものでした。ドローンを使えば作業員が移動する必要はなく、操縦さえマスターすれば任意の場所へ自在に飛行させられ、また対象物を正面から撮影できます」と話します。

 東京メトロは2019年度、5人の社員をドローン操縦者(パイロット)として育成し、2020年度以降は順次増やすとしています。また、今後は東京メトロの9路線すべての検査でドローンを導入する予定です。

【了】

【写真】地下鉄トンネル検査用ドローンを大きく

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  1. クモ型ドローンの方が良くない?

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