高速道路の3月交通量「前例ない落ち込み」 新型コロナ影響 SA・PAでは時短営業も
3月に入り、交通量が大きく減っているそうです。
新型コロナウイルスが、高速道路にも大きな影響を及ぼしています。
NEXCO東日本によると、NEXCO3社および本四高速が管轄する全国の高速道路では、2020年3月1日(日)から7日(土)の交通量が、前年同期と比べて9%の減、小型車(普通車および軽自動車・二輪車)に限っては12%、減っているそうです。2月は前年とほぼ同水準だったものの、3月に入って大きく落ち込んでいるといいます。
阪神高速では、2月の交通量は前年同期と比べて5%の減でしたが、3月1日(日)から14日(土)までのあいだでは、やはり小型車の減少が大きく響き、10%減になっているとのこと。阪神高速道路によると、前例がないほどの落ち込みだといい、「ここまでくるか……」と肩を落とします。
交通量だけではありません。NEXCO中日本とNEXCO西日本管内のSA・PAでは、3月18日(水)現在、上下あわせて60以上のエリアにある130を越える店舗で、営業時間の変更が生じているほか、東名高速 富士川SA(上り線)の観覧車「フジスカイビュー」といった施設は営業を休止しています。その多くは、新型コロナウイルスの影響による人員繰りなどが要因だそうです。3連休が始まる20日(金)から通常営業に戻るとしているところもありますが、変更の可能性もあるため、NEXCO中日本は、ウェブサイトで各店舗の営業時間などを確認してほしいといいます。
3月20日(金)から始まる3連休の交通量はどうなるでしょうか。NEXCO各社では、日別の渋滞予測などをウェブサイトで公開していますが、これは前年以前の実績に基づくもので、「新型コロナウイルスの影響を加味した予測は難しい」(NEXCO中日本)とのこと。阪神高速道路は、「大規模なイベントなどの自粛が政府から要請されていますが、それが継続した場合、3連休の交通量は前年同期に比べ減少すると予想されます」としています。
【了】
それでも渋滞は相変わらず起こる、無くなるほど交通量が減って欲しいね。