世界の巨大航空機3選 自衛隊も使うチャーター機やスペースシャトル運ぶための巨人機も

「大は小を兼ねる」が正しいかどうかは時と場合によりますが、飛行機においてはどうでしょうか。多数の物資、大質量の貨物を運べるという特徴を突き詰めた結果、実に巨大な飛行機が誕生しました。

「ギャラクシー」より大きな「ルスラン」は世界中で引っ張りだこ

 第2位は、ウクライナ製のAn-124「ルスラン」です。この機体は全長68.96m、翼幅73.3m、全高20.78m、最大離陸重量は405t、最大積載量は150tです。

 An-124は、1970年代にソ連のアントノフ設計局(当時)が開発したものです。開発にあたり、前述のC-5「ギャラクシー」が目標および参考とされたため、同じような外観になりました。貨物扉もC-5同様、胴体後部と機首部に設けられ、前後から物資の搭載ができるようになっています。

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2010年9月、自衛隊の海外派遣を支援するために仙台空港へ飛来したAn-124「ルスラン」(柘植優介撮影)。

 初飛行は1982(昭和57)年12月24日で、1984(昭和59)年から生産が始まりましたが、1991(平成3)年12月にソ連が崩壊したため生産は一時中断され、以降はアントノフが帰属したウクライナの航空機として2004(平成16)年まで、55機が生産されました。

 2020年3月現在、軍用として用いているのはロシア空軍のみで、12機程が現役です。民間用としては、ロシアの民間航空輸送会社であるボルガ・ドニエプル航空が12機、ウクライナのアントノフ航空(アントノフが設立した航空輸送部門を担う子会社)が7機、アラブ首長国連邦のマキシマス航空が1機運航しています。

 このようにAn-124は、民間航空会社が運航しているため、旧ソ連製の機体ながら日本にも頻繁に飛来します。旅客機ベースの貨物機であるボーイング747Fやボーイング777Fなどよりも機内スペース、積載量ともに上回っていることから、特殊もしくは特大貨物を運べる輸送機として、世界各国からチャーター需要で引っ張りだことのことです。

 依頼主は官民両方あり、運ぶものも多岐にわたるようで、ロケットや人工衛星、鉄道車両などのほか、自衛隊が海外派遣される際には重機やトレーラー、CH-47J「チヌーク」輸送ヘリの運搬まで依頼したこともあります。

【写真】自衛隊のバックアップにあたる旧ソ連製輸送機

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コメント

1件のコメント

  1. いま「フライトレーダー24」を見てたら、アントノフAN-124が成田空港に来たみたいです。

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