進化する列車のトイレ 課題は水 150年でどう変わった? 常には使えなかった時代も

列車内でトイレに行きたくなったことがあるかもしれません。新幹線やおもな特急列車はトイレがついていますが、通勤電車にはないことも。急を要するときや長距離移動では欠かせない列車のトイレ、どのように進化したのでしょうか。

転機は東海道新幹線 しかし「タンク式」などにも新たな問題

 日本の鉄道車両において、垂れ流しから「タンク式」への転機は東海道新幹線の開業でした。高速で運行する新幹線車両で垂れ流すと、糞尿の飛沫の影響が計り知れません。そこで、糞尿をタンクに貯めておき、車両基地で抜き取る方式が採用されました。その後、在来線の車両トイレにも、タンク式が採用されていきました。

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お召列車にも使用されるJR東日本E655系「和(なごみ)」のトイレ(2018年10月、杉山淳一撮影)。

 列車トイレの改良は当初、「タンク式」「粉砕式」が考案されました。

 タンク式は糞尿をタンクに貯め、車両基地で抜き取ります。民家のトイレのくみ取り式と同じですが、洗浄水と合わせて大きなタンクが必要になります。東海道新幹線では、乗客の使用頻度から1100リットルのタンクを取り付けました。東京~新大阪間の1往復だけで抜き取り作業が必要だったそうです。

 一方の粉砕式は、消毒剤や消臭剤入りの洗浄水を使い、攪拌(かくはん)機で粉砕したのち、消臭した水分のみを少しずつ外へ排水します。タンク容量は小さくなりますが、糞尿以外の異物が混入すると攪拌機が故障します。民家もくみ取り式が多く、トイレでゴミを捨てる習慣があり、故障の原因になっていました。また、排出される処理水は、糞尿臭の代わりに消毒液の刺激臭が問題になりました。

【写真】お召列車にも使われる「和」にはパウダーコーナーも

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コメント

1件のコメント

  1. 上野口を走る電車には

    東京~大宮間では使用しないでください

    のステッカーも貼られていたな…

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