首都圏通勤電車スピードランキング 総武・常磐線方面 時間帯限定「通勤快速」の存在
10km圏から30km圏は常磐線が速い 駅間の長さが要因
では、10km圏から見ていきましょう。1位はJR常磐線の松戸~日暮里、2位は京成本線の青砥~日暮里でした。どちらも日暮里駅に接続する路線で、駅間が長いのが特徴です。常磐線の松戸~北千住間は10.5kmを無停車で走りますし、京成本線の青砥~日暮里間も、通勤特急が9.4kmをノンストップで駆け抜けます。
続く3位は、JR京葉線の葛西臨海公園~東京と、つくばエクスプレスの青井~秋葉原で、表定速度は同率の48.9km/hでした。このふたつは各駅停車タイプですが、これも駅間が長いことで有利になっていると思われます。たとえば、7位のJR総武線 小岩~秋葉原間では6駅に停車しますが、京葉線とつくばエクスプレスは4駅です。
続いて、20km圏はどうでしょうか。1位は常磐線で変わらずですが、表定速度を10km圏の55.4km/hから、64.6km/hに伸ばしています。これは柏~松戸間の11.2kmを停車しないで走るためと考えられます。
2位には、10km圏では5位だったJR総武線快速が浮上しています。僅差でつくばエクスプレスも3位を維持しています。要因は常磐線と同様、いずれも東京都外に出たことで、駅間が長くなったためと考えられます。4位には京葉線が続いています。
30km圏でもこの上位の顔ぶれは変わらず、1位 常磐線、2位 つくばエクスプレス、3位 総武線快速、4位 京葉線と続いています。
コメント