首都圏通勤電車スピードランキング 総武・常磐線方面 時間帯限定「通勤快速」の存在

距離に対する時間効率がよい総武・常磐線方面

 50km圏で見ると、1位から4位まで表定速度60km/h以上となっています。千葉・茨城方面は、距離に対する時間効率がよいと同時に、住宅の購入価格や家賃の相場が安いのも特徴です。コストパフォーマンスに優れているといえるかもしれません。

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総武・常磐線方面50km圏のピードランキング(河嶌太郎作成)。

 2020年4月現在、新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務(テレワーク)という働き方が大きく取りざたされ、また広く浸透しました。まだ先行きは不透明ですが、毎朝満員電車に乗って会社に出社する、という既成概念が変わりつつあるようにも、筆者(河嶌太郎:ジャーナリスト)は思います。もしそうなれば、週2、3日の出社なら40km圏より離れた郊外に住むという考え方も出てくるかもしれません。

 今回は表定速度に着目しましたが、速度面以外でも本数や遅延混雑率、狙って座れる始発駅かどうかなど、路線を選ぶ基準は多々あります。そのなかで、住む場所を選ぶひとつの参考になればと考えます。

【了】

【地図】長距離10位までランクインした路線

Writer: 河嶌太郎(ジャーナリスト)

1984年生まれ。千葉県市川市出身。『週刊朝日』『AERA』などの雑誌のほか、「Yahoo!ニュース個人」「AERA dot.」「DANRO」「ITmedia」などのウェブで執筆。アニメを用いた地域振興からゲーム、IT、鉄道など幅広い分野を扱う。国内の鉄道路線の乗り潰しが趣味だが、災害による不通路線を残したまま数年が経過中。

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