肥薩線とくま川鉄道の橋流出 九州南部大雨による交通の影響と被害 5日10時30分現在
球磨川に架かる鉄道と国道の橋が流出 バス・タクシーも被害
国土交通省によると、肥薩線の鎌瀬~瀬戸石間(熊本県八代市)で、球磨川に架かる球磨川第一橋梁(きょうりょう)が流出したほか、同路線の複数箇所で線路の冠水が確認されています。那良口~渡間の第二球磨川橋梁は「状況を確認中」としています。第一・第二橋梁ともに明治時代に架けられた橋です。
くま川鉄道では、JR人吉駅に隣接する人吉温泉駅(同・人吉市)構内で土砂流入や冠水があったほか、川村~肥後西村間(同・相良村、錦町)の球磨川第四橋梁が流出。肥薩おれんじ鉄道では佐敷駅(同・芦北町)構内の線路冠水が確認されています。
NEXCO西日本が管轄する九州道、宮崎道などの高速道路に通行止めはありませんが、高速バスは、福岡・熊本と鹿児島・宮崎を結ぶ路線を中心に運休が発生しています。
産交バス、人吉タクシー、つばめタクシー、大和(やまと)タクシー、芦北観光タクシーは、一部営業所や車両が浸水するなどの被害が出ています。
球磨川沿いを走る国道219号は、八代市内で球磨川に架かる鎌瀬橋が流出。このほかにも崩土や路肩決壊が発生しています。また、国道以外の県道や市町村道でも熊本県内の4か所で橋梁の流出が確認されています。
【了】
※誤字を修正しました(7月5日12時00分)。
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