牟岐線の一部区間 阿佐海岸鉄道に移管へ JR四国が廃止届を提出

DMVの導入準備が進んでいます。

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海部駅に停車しているJR牟岐線と阿佐海岸鉄道阿佐東線の列車(画像:写真AC)。

 JR四国が2020年8月11日(火)、徳島県を走る牟岐線の阿波海南~海部間1.5kmについて、鉄道事業法第28条の2(事業の廃止)に基づき、鉄道事業廃止届を国土交通大臣宛に提出しました。

 廃止の予定日は2021年8月31日ですが、国交省四国運輸局による関係者への意見聴取を踏まえ、前倒しが認められれば繰り上がる予定です。

 牟岐線に接続する第三セクターの阿佐海岸鉄道では、阿佐東線(海部~甲浦)でDMV(デュアル・モード・ビークル)の導入準備が進んでいます。DMVは、外観はマイクロバスですが、床下には道路用のタイヤのほかにレールを走るための車輪が格納されており、道路と線路の両方を走れます。牟岐線の牟岐~海部間では、施設工事などを行うため7月から2021年1月までの予定でバス代行輸送を実施中。DMVは2020年度中に営業運行を始める計画です。

 なお、DMVの導入に伴い2020年8月11日(火)、阿佐海岸鉄道は阿波海南~海部間を阿佐東線に編入する鉄道事業の許可申請を行っています。

【了】

【地図】廃止届が提出された牟岐線の阿波海南~海部間

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