「行き止まり路線からワープ」関東5選 バス組み合わせでルート拡大 18きっぷ旅にも

バス乗り継ぎで長大ワープルート!

 バスを乗り継ぐことで、より長大な「ワープ」も可能です。

【東京】青梅線 奥多摩駅(奥多摩町)

 青梅線の終点 奥多摩駅からは、西東京バスが山梨県東部の丹波山村、小菅村方面へ路線バスを運行しています。青梅街道を西へ、東京の「水がめ」である小河内ダムを横目に進むルートで、秋の紅葉シーズンともなれば、バスは多くの人でにぎわいます。

 丹波山村からは他路線へ接続していませんが、小菅村では温泉施設「小菅の湯」がバスターミナルにもなっており、そこから中央本線の大月駅へ向かう富士急バスへ乗り継ぐことができます。このバスは2014(平成26)年の「松姫峠バイパス」開通にともない新設されたもので、長大トンネルによって大月市までの距離は10kmも短縮されたのだとか。また季節によっては、小菅の湯から上野原駅行きのバスも運行されています。

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小菅の湯から奥多摩駅へ向かう西東京バスの車内から。境橋付近にて(2017年11月、乗りものニュース編集部撮影)。

【群馬】吾妻線 万座・鹿沢口駅(嬬恋村)/長野原草津口駅(長野原町)

 上越線の渋川駅から群馬県西部に延びる吾妻線は、沿線に多数の温泉を有するほか、2020年度に運用が始まった八ッ場(やんば)ダムのそばを通る路線です。それだけでなく、沿線から路線バスへ乗り継ぐことによる壮大な周遊ルートの入口にもなっています。

 終点である大前駅(嬬恋村)は、乗り入れる列車も少なく、バスも発着していません。実質的なターミナルとなっているのは、そのひとつ手前の万座・鹿沢口駅と、さらに4駅手前の長野原草津口駅。前者では西武観光バス、後者ではジェイアールバス関東の草津温泉方面へ向かうバスに乗り継ぐことができます。

 草津温泉からさらにバスを乗り継ぎ白根火山へ、そこから標高2172mの「国道最高所」を経由しつつ長野県の志賀高原や、長野電鉄の湯田中駅(長野県山ノ内町)へとバスが連絡しています。このうち白根火山行きのバスは例年、春から秋にかけて運行されますが、2020年は火山ガスの影響による道路規制のため運休となっています。

 一方で吾妻線から南に目を向けると、万座・鹿沢口駅からは西武観光バスの軽井沢駅行きが、長野原草津口駅からは草軽交通の北軽井沢行きが発着しており、後者は北軽軽井沢で軽井沢駅行きに乗り継げます。軽井沢駅は北陸新幹線および在来線(しなの鉄道)のほか、廃止された旧信越本線 軽井沢~横川間の代替であるジェイアールバス関東の碓氷線も発着。このバスへ乗り継いで信越本線の横川駅(群馬県安中市)へ向かうという、吾妻線と信越本線を活用した周回ルートもよいでしょう。

【了】

【地図】「ワープ」可能な行き止まり路線

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