JRの普通列車 長距離日本一は? 近畿&関東からランクイン 最北路線も

最長「所要時間」の普通列車は

 3位は、旭川6時03分発、稚内12時08分着の321D~4323D~4325Dです。宗谷本線の全区間である259.4kmを走破します。途中の名寄と幌延で列車番号が変わりますが、乗り換えなしの1本の列車として運転されます。所要時間は6時間5分ですが、特急「宗谷」は同じ区間を3時間40分で走破します。

 ここまで距離に注目してきましたが、所要時間だと飯田線・中央本線を走る531Mが6時間55分で首位です。豊橋14時42分発、岡谷21時37分着で205.2kmを走ります。飯田線はほかにも544M(上諏訪~豊橋間213.7km、6時間54分)や519M(豊橋~岡谷間、6時間51分)など、比較的長距離・長時間の普通列車が運行されています。

 ちなみに、かつて“最長鈍行”として知られていた根室本線の2427D(滝川~釧路間308.4km)は、2016年8月の台風被害による区間運休を経て、現在は滝川~東鹿越間(94.8km)の2475Dと新得~釧路間(172.1km)の2427Dに分断されています。富良野から新得まで代行バスを利用すると両列車の乗り継ぎが可能です。

【了】

【写真】新幹線よりも長距離を走った特急列車

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コメント

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4件のコメント

  1. 敦賀発播州赤穂行きですが、敦賀では4両で米原で8両増結します。
    そして姫路で敦賀からの4両を切り離します。
    米原から増結した8両が播州赤穂へいきます。
    だと思いますが。
    となると、敦賀発車時点の車両は播州赤穂へ行かないことになりますが……。

    • 今の時刻表に、そこまで細かい車両運用が書いてないので「時刻表上では」ということでは?

  2. 飯田線の列車は豪雨災害の影響で現在は分断されています。

  3. 長距離普通列車について、もっと古い情報を知りたいと思いました。
    私(1943年生まれ)が憶えている最も長い普通列車は、鳥栖(佐賀県)~東京間の列車です。それが短くなってきて、私が東京の大学にいる間に(1961~66年)ついに九州~東京の普通列車がなくなることになりました。私の故郷は呉(広島県)ですが、夏休みに帰郷した帰り、始発駅の門司まで行って東京終点まで全部乗りました。30時間位かかりました。途中で車掌さんが何度も替わったこと、汗で下着が黄色くなったことを憶えています。
    昔は急行や特急が少なかったので長距離の普通列車がたくさんあったのではないでしょうか。