案内のないB4F 東京の地下鉄にある「謎の階」はどうなっている?

東京の地下鉄駅を利用する際、自分が今、地下何階にいるかを気にすることはあまりないでしょう。しかし案内を見ると、駅によっては階数表示が抜けている階が存在します。一般の旅客は立ち入れません。ここには何があるのでしょうか。

地下鉄にサンドされた高速道路 パズルのように組み合わさる設備

 しかし、駅構内図に記載されていない階の中には、地下鉄とは関係がない、意外なものが存在しているケースもあります。大江戸線の中井駅は地下1階に改札口、地下3階に階段踊り場があり、地下4階に大江戸線ホームがありますが、地下2階にはなんと首都高速道路中央環状線が走っているのです。

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首都高C2中央環状線のうち、山手トンネル縦断図の一部。都営大江戸線がすぐ下を通る(画像:首都高速道路)。

 大江戸線は放射部(新宿~光が丘)13.9kmのうち、山手通りの地下を約3.3kmにわたって通過しています。この区間は1991(平成3)年に着工し、1997(平成9)年に開業していますが、山手通りには首都高中央環状線(2010年開通)の建設計画が存在していたため、東京都交通局が高速道路と地下鉄を一体構造として設計、施工しました。高速道路の上下線の間にスペースを設け、ここに階段やエスカレーターを通す構造となっています。

 地下鉄整備時に地下道路や共同溝など、同じ区間に計画されている構築物を一体的に建設する手法は珍しくなく、古くは日比谷線の日比谷駅付近の建設時にも、営団地下鉄が東京都の地下自動車道路を一体的に建設したことがあります。

 こうして見てきたように、限られた地下空間を有効に使うために、様々な設備がパズルのように組み合わさっていることがわかります。地下鉄利用時に、「存在しない階」を見つけたら、いったいどのように利用されているのか想像してみるのも面白いかもしれません。

【了】

【画像】改札B1→ホームB6の駅 どんな構造?

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コメント

1件のコメント

  1. 都市伝説では

    地下シェルターがあるのでは?

    と言われてますが

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