白石 光(戦史研究家)の記事一覧
Writer: 白石 光(戦史研究家)
東京・御茶ノ水生まれ。陸・海・空すべての兵器や戦史を研究しており『PANZER』、『世界の艦船』、『ミリタリークラシックス』、『歴史群像』など軍事雑誌各誌の定期連載を持つほか著書多数。また各種軍事関連映画の公式プログラムへの執筆も数多く手掛ける。『第二次世界大戦映画DVDコレクション』総監修者。かつて観賞魚雑誌編集長や観賞魚専門学院校長も務め、その方面の著書も多数。
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何の意味が?「戦車に金網」取り付けるワケ 撃ち抜かれて終わり…とは限らない命守る工夫だった!
戦車を始めとした戦闘車両に装甲板を後付けして防御力アップを図ろうとするのは、昔も今も変わりません。しかし、なかには向こう側が見通せるような金網や格子状のものを付けたパターンも。それで防御力向上など図れるのでしょうか。
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「何が何でも戦車欲しい!」イスラエルがとった驚きの軍隊づくりとは? スクラップも使え! そして軍事大国に
いまや国産戦車「メルカバ」を数多くそろえるまでに至ったイスラエル国防軍ですが、1948年の建国当初は、世界中からかき集めた中古戦車が主体でした。しかも、その入手の仕方も驚きのもの。女性の色気を使ったと言われているほどだとか。
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日本から消える「74式戦車」もしウクライナに供与されたら? 使えるのか? 独の同世代戦車は奮闘中
2024年度末で陸上自衛隊の74式戦車が完全退役を迎えます。一方で、ロシアと戦うウクライナは戦車を欲しています。そこでウクライナに74式戦車を送ることはできないのでしょうか。実は法律や政府方針以外にもネックがありました。
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だって敵いないんだもん…?「80年前の戦車」が未だ主力の南ア 改修し続ける背景にある“黒歴史”
第2次大戦末期にイギリスで生まれた傑作戦車「センチュリオン」。約20か国に採用されたベストセラーを、南アフリカは「オリファント」という名でいまだ使っています。新戦車を導入せず「老兵」を運用し続けるのは、ある理由からでした。
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アゼルバイジャンとアルメニア「泥沼の100年抗争」 均衡を崩したウクライナ侵攻
2023年9月19日、アゼルバイジャンがアルメニアに対して攻撃を始めました。両国はなぜいがみ合っているのでしょうか。実はこの2か国のあいだには、日本ではあまり知られていない領土問題が横たわっているのです。
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敵が同じ地雷使うかも…「戦車の表面ザラザラにしよう!」ドイツが考えた防御法 なぜ続かなかった?
第2次世界大戦中のドイツ戦車などでしか見られない、車体表面のザラザラ仕上げ。これは製造が雑だとかではないようです。わざわざ表面にコーティングしていたのですが、どんな効果を狙って施したものなのでしょうか。
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戦車の防御に木の板、丸太、トゲトゲ…意味ある? 米軍がM4戦車を“現場で魔改造”しまくったワケ
第2次世界大戦中、アメリカ軍の主力戦車であったM4「シャーマン」には、車体の周りに木の板を張り付けたものが一定数ありました。鉄板ではなく木板ですが、これは日本軍のある攻撃から“愛車” を守るためのものだったそうです。
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200年使われるかも!? 世界で愛用される重機関銃「ブローニングM2」は何がスゴイのか 誕生90年
2023年に誕生90年の節目を迎えたM2重機関銃。「12.7mm重機関銃」や「M2ブローニング」などの名前で知られるこの銃は、どのような要求で生まれ、メジャーになったのでしょうか。
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74式戦車も愛用! 100年選手の傑作戦車砲L7 世界のスタンダードになったワケ
74式戦車や「レオパルト1」、M60など世界の名だたる戦車たちが搭載するのがイギリス製105mmライフル砲L7です。同砲は傑作戦車砲と称されますが、なぜなのかひも解きました。
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そういえば「チャレンジャー2」戦車どこへ? 英のウクライナ供与決定から姿見せない理由
ウクライナに供与された西側戦車はドイツ製のレオパルト2以外にもあります。そのひとつがイギリス製のチャレンジャー2ですが、このたびウクライナ兵に対する訓練風景が公式動画で公開されました。