相良静造(航空ジャーナリスト)の記事一覧
Writer: 相良静造(航空ジャーナリスト)
さがら せいぞう。航空月刊誌を中心に、軍民を問わず航空関係の執筆を続ける。著書に、航空自衛隊の戦闘機選定の歴史を追った「F-Xの真実」(秀和システム)がある。
-
日本では幻の「消防飛行艇」 北米で計画絶賛進行中… かつての「PS-1消防艇計画」と共通点アリ?
日本では幻とも言える状況になっている「消防飛行艇」、カナダではとあるリニューアル機が実用化にむけ進んでいます。この機の遍歴を見ると、日本で実用化にむけ動いていたとある計画・モデルが浮かびます。
-
実在した「モグラ空軍基地」 深さ30mに軍用機ズラリ スウェーデン伝説の地はいま
スウェーデンにはかつて、深さ約30mに格納庫があるという、まさに秘密基地のような一風変わった空軍基地がありました。この基地ができた経緯や現在の様子を見ていきます。
-
「え?出演者皆裸じゃん!!」 突飛な「機内安全ビデオ」が生まれるワケ 願いは一つ!
旅客機が離陸する前、多くの航空会社で「安全ビデオ」が流れます。なかには「裸の機内ビデオ」「歌舞伎」などユニークなものも。ただこれは決められたルールのなか、各社が工夫を凝らした結晶でもありました。
-
半世紀前から完璧? 超ご長寿な英国「ホーク」練習機の歩みから日本のT-4後継を考える
英国には、半世紀近く第一線を張る超長寿練習機「ホーク」があります。なぜここまで長く使われているのでしょうか。日本でも議論となっている空自「T-4」後継問題解決の参考になるかもしれません。
-
カメに止められた飛行機なぜ? 成田空港が“カメ対策”に本気のワケ 飛行機VS生物の歴史
「カメがカメの飛行機を止めた!」このようなニュースが流れた数か月後の2022年4月、成田空港が滑走路のカメ対策に乗り出しました。ここまで躍起になっているのは、「飛行機vs生物」の長い戦いの歴史があります。
-
水素or天ぷら油!? 「旅客機のCO2排出ゼロ」実現のカギは? エアバス・ボーイングの方針に違い
航空業界が一丸となって取り組む「二酸化炭素排出の削減」。将来的に「CO2実質排出ゼロ」のための有力手段が「水素エンジン」と「SAF」です。エアバスとボーイングでは、このアプローチに差が見られます。
-
「エアバスvsボーイング」は新章へ 舞台は貨物機 受注合戦の新型777F&A350F
世界2大航空機メーカーで、長年ライバル関係であったエアバスとボーイング。この2社の競争が、新たな局面を迎えそうです。その舞台は、これまでしのぎを削ってきた旅客機ではなく貨物機です。
-
「翼が胴体の上に載ったジェット旅客機」利点多いのになぜレア? 軍用輸送機では標準だが
現代の空港で見られるジェット旅客機は、「低翼機」のスタイルがほとんど。軍用輸送機でおなじみの「高翼機」は、利点があるにも関わらず、ごく少数に留まっています。なぜでしょうか。
-
「ムリヤ」より巨大!? もう一つの世界最大飛行機「ロック」とは 規格外の“双頭竜”なぜ誕生?
ウクライナ危機で破壊されたアントノフAn-225「ムリヤ」は「世界最大かつ世界唯一の飛行機」として知られていますが、実は同じ称号をもつ飛行機がもう1種あります。「ロック」と呼ばれるこの機、どういうものなのでしょうか。
-
「クロネコ貨物機」で打倒ANA? ヤマトと仕掛けるJAL貨物 2社の“秘策”は対照的?
「クロネコヤマトの宅急便」でおなじみヤマト運輸が、ついに自社で貨物機を持ちます。このことが、もしかすると貨物事業における「JALとANA」の構図に変化をもたらすかもしれません。