細谷泰正(航空評論家/元AOPA JAPAN理事)の記事一覧
Writer: 細谷泰正(航空評論家/元AOPA JAPAN理事)
航空評論家、各国の航空行政、航空機研究が専門。日本オーナーパイロット協会(AOPA-JAPAN)元理事
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「高性能なヤツ作ってね、金かけずに」で生まれた最後の艦上攻撃機「コルセアII」米空軍も採用の名機に
アメリカ海軍最後の艦上攻撃機といわれるA-7「コルセアII」。この機体は史上最後の艦上攻撃機と呼ばれる存在です。ただ後に米空軍も採用した傑作機に。かつて日本にもたびたび姿を見せた往年の名機はどのようにして生まれたのでしょうか。
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乗客が長時間閉じ込め→多額の「罰金」アメリカが示した、陳謝で済ませない交通機関の“けじめ”
福岡空港の「門限」問題から、10時間以上も乗客が機内に缶詰状態になるケースが発生しました。一方、アメリカでは相次いで乗客を機内に留め置いた航空会社に“罰金”を徴収。交通機関のトラブルに、ひとつの解決策を提示しています。
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もともと「核爆撃のお供」!? ジェット空中給油機KC-135 ボーイングの一大勢力にのし上がるまで
今から70年ほど前の1956年8月31日、初のジェット空中給油機KC-135が初飛行しました。同機はその後、傑作軍用機へと昇華し、多くの派生型も作られるまでに。同機が生まれた経緯と足跡を振り返ります。
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悲運すぎる高性能機? F-20「タイガーシャーク」わずか3機で終わったワケ しかし日本で超有名に
生産数わずか3機、しかも運用期間は4年ほどと、マイナー機扱いされてもおかしくない機体ながら、初飛行から40年以上経った今も高い人気を維持し続けている戦闘機F-20「タイガーシャーク」。その出自と顛末を振り返ります。
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史上最大「ジャンボジェット」火消し機どこへ? 相次ぐ山火事「空中消火機」のいま
山火事の多いアメリカにはボーイング747やDC-10といった大型旅客機を改造した消防専用機が存在します。これらはどのような経緯で生まれたのか、そしてどれぐらいの水や消火剤を積めるのでしょうか。
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「世界最速の飛行機」を生み出した“とんでもないエンジン”伝説 速けりゃ全てをかわせると考えたCIA
有人実用機としての世界最速記録をもつSR-71戦略偵察機。同機が実用化できたのはP&W社がマッハ3クラスを出せる実用エンジンを開発できたからこそ。ただ、その構造は特殊でした。
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横田基地の上空は本当に“アメリカ”? 広大な「横田空域」を民間定期便が毎日横断できるワケ
関東甲信越の上空に広がるアメリカ空軍が管理する「横田空域」は、日本の航空管制が及ばない場所として知られます。だからといって飛行禁止なわけではありません。実は事前申請なしで中を横切ることもできるといいます。
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日本でセスナが違法に!? アメリカ当局が航空機の法案改訂へ 遅れる日本の航空産業“置いてけぼり”か
小型機よりもさらに軽量な「LSA」は、欧米において航空産業のさらなる発展を促す起爆剤になり、この新ジャンルをアメリカはさらに拡充することを決めました。このことで、日本国内で使える小型機がなくなる恐れもある模様です。
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ジェット機でアイランドホッパー!「ミクロネシア経由ハワイ~グアム線」に乗る なぜ整備士が同乗?
日本から直行便が出ているグアムとハワイ。この2か所を起点に南太平洋の島々を結ぶ「アイランド・ホッパー」という航空路線も開設されています。日本人にはあまり馴染みない路線ですが、このたび体験してきました。
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え、みんな一般人!? 世界最大の航空民兵「CAP」 アメリカ空軍顔負けのお仕事とは
アメリカでは、発展途上国の空軍よりも充実した規模と装備を持つ「CAP」なる民兵組織が活動しています。航空自衛隊よりも長い歴史を持つこの組織は、日本にも参考になるかもしれません。