11月の道路工事なぜ多い? 渋滞注意の大工事が目白押し 首都高 阪高 名高速etc
なぜ11月に重要工事が集中するのか
首都高速道路によると、11月は例年、他の月に比べて道路工事が多くなるといいます。
「11月は台風シーズンが過ぎ、雪が降る前で気候が安定しています。また、年末の12月には交通量も増えるため、11月に工事が多くなるよう調整しています」(首都高速道路)
通行止めをともなうような大規模工事には、利用者への広報も含めた入念な準備が必要です。実施時期は気候リスクだけでなく、周辺で行われる大規模なイベントなどともバッティングしないよう調整して設定されますが、ある道路会社の担当者は、10月に大規模なリニューアル工事を設定し、台風で痛い目にあったことがあるといいます。
2019年には、台風19号(令和元年東日本台風)が10月にやってきたことも記憶に新しいところでしょう。
こうした工事にあたり、各社は迂回の検討、あるいはクルマ移動の自粛を呼び掛けています。迂回を促すため、特定の出入口・IC間で、いったん高速道路を降りて乗りなおしても、料金を同一とする「乗り継ぎ」の臨時的な設定なども行っています。
阪神高速道路によると、特に通行止め区間の末端部に近い出入口付近では、一般道も激しい渋滞が予想されるそう。というのも、この先で通行止めになるのがわかっていても、「行けるところまで行こう」というクルマで混雑するためです。よって、早め早めの迂回が重要とのことです。
【了】
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