最近よく聞く「MaaS」実際に使ってみた 便利な点と気になる点 それで未来どう変わる?

最近よく聞く「MaaS」という単語。移動などに関する新しい概念ですが、それだけに、いまいちピンとこないかもしれません。実際にそれを伊豆で体験し、具体的なところを感じてきました。その何が良く、何が課題なのでしょうか。

結局「MaaS」とは何なのか? コロナ時代にも適している?

 食事と漁港でキンメダイを堪能したのち、再び「Izukoくろふね号」に乗車。今度は、同じく「Izuko」オリジナルの観光体験という「豆州庵で静岡の地酒3種を飲み比べ」です。

 こちらでは、12~13種類ある静岡の日本酒などを飲み比べることが可能。「鉄道の旅」の魅力のひとつに「お酒が飲めること」がありますが、そう考えると「Izuko」に向いた観光体験かもしれません。ちなみに価格は700円です。

 このあと、再度呼び出した「Izukoくろふね号」で伊豆急下田駅に戻り、列車に揺られて東京へ帰りました。車窓に広がる伊豆の海をつまみに、静岡の地酒をチビチビしながら……。

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静岡らしいミカンの日本酒もあった「豆州庵で静岡の地酒3種を飲み比べ」(2020年11月27日、恵 知仁撮影)。

「MaaS」とは――この観光型MaaS「Izuko」の場合、移動するための単なるデジタルきっぷ、クーポンではなく、様々なモノやコトを「移動」で結びつけることで、利用者にはさらなる利便性と旅の楽しさを、地域にはお金と活気をもたらす仕組みといえそうです。

 事業者にとって、利用者のデータを詳しくとれるのも大きなポイントです。それによって、よりよい観光サービスの開発、効率化などが可能。東急のMaaS担当課長である森田 創さんは「『Izuko』を通じてもっとも取り組みたいのは、複数の事業者で『Izuko』の利用・移動データを共有し、交通事業者、観光事業者、宿泊施設が相互に連携し、快適な観光サービスを作り出すこと」としています。

 また、情報とサービスの購入がスマホのブラウザ上で完結するため、利用者は窓口や案内所へ並ぶなどする必要がなくなるほか、サービスを提供する事業者も少子高齢化のなか、販売要員の効率化などを図ることができます。非接触なので、コロナ時代にも適しているでしょう。

【写真】乗るのに躊躇する人が少なくない伊豆の普通列車

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