「ジプニー」「ダックボート」…民間に定着した「アメリカ軍払い下げの乗りもの」4選

エアレースやエアショーでいまなお目撃率の高いP-51「マスタング」

 戦闘機の払い下げ品として有名なのがP-51「マスタング」です。戦後、過剰になった機体が民間に払い下げられ、競技用やエアショー用として現在も使用されています。同機を使うレースとして有名なのは「リノ・エアレース」でしょう。このレースのアンリミテッドクラスでは、P-51Dのほかに、F8F「ベアキャット」やホーカー「シーフューリー」といった同時代の艦上戦闘機を改造した機体などでレースが開催されています。

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2020年現在も多数が現役で空を舞っているP-51「マスタング」(画像:アメリカ国防総省)。

 同機の大量の余剰部品はいまだに流通しており、戦後にはスポーツ機用として新たに販売されたパーツどころか、「キャヴァリアマスタング」という、トランス・フロリダ社が戦後に放出されたP-51を改修して販売した民間機も存在しています。そのため、アメリカではエアショーでよく目撃する大戦中の機体のひとつであり、個人所有のものもかなり存在するようです。

 こういった事例は、大戦中の兵器だけではないようです。アメリカ軍ではいまでも、汎用四輪駆動車の「ハンヴィー」を民間に払い下げることが多いそうで、オークションにかけられると、民間の「ハマー」では不十分だと感じるのか、映画の撮影用などにスタジオが購入することもあるとか。日本の自衛隊は払い下げ車両を基本的に民間へ販売することはないので、文化の違いを感じますね。

【了】

【写真】ミニ四駆にもなった ド派手な「ジプニー」

Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)

ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。

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