フィンランド 次期戦闘機の選定計画に関する最終オファーを候補5機種に対し送付

2021年末に機種決定する予定です。

マルチロール性も判断基準の一つ

 フィンランド国防軍は2021年1月29日、「HXファイター・プログラム」(フィンランド次期戦闘機選定計画)の最終的な要求仕様書を各メーカーに送付したことを明らかにしました。

 ファイナル・オファーを出したのは、以下の5機種です。

・ボーイングF/A-18E/F「スーパーホーネット」(アメリカ)
・ダッソー「ラファール」(フランス)
・ユーロファイター「タイフーン」(イギリス/BAE)
・ロッキード・マーチンF-35「ライトニングII」(アメリカ)
・サーブ「グリペン」(スウェーデン)

 これらは機体だけでなく、関連システムや装備品なども含まれており、入札の締め切りは2021年4月21日としています。

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「HXファイター・プログラム」に名を連ねる5機種。上12時方向から時計回りに「グリペン」「ライトニングII」「スーパーホーネット」「ラファール」「タイフーン」(画像:フィンランド国防軍)。

 すでにフィンランド議会は、次期戦闘機を調達するための予算として総額94億ユーロ(1ユーロ127円換算で約1兆1938億円)の拠出を認めています。各メーカーは上限90億ユーロ(機体ごとに異なる価格制限あり)のなかで、費用対効果やライフサイクルコスト、既存の防衛システムとの統合の度合いなど様々な要件を判断されるといいます。

 最終的には、フィンランド国防省の提言に基づいて、同国政府が2021年末にどの機体を調達するか決める予定です。

【了】

【写真】「HXファイター・プログラム」で更新予定の従来機

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コメント

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1件のコメント

  1. 日本もフィンランドと軍事協力しろ
    それだけでロシアに対する嫌がらせになる