鉄道ファンは「58」がお好き? 妙に気になる二ケタ数字 なぜ選ぶ?

10番台と20番台は?

 次に10番台と20番台を見ていきます。

「10」「12」「13」「14」「15」「16」「18」

 国鉄のディーゼル機関車ではDE10形とDD13形、蒸気機関車ではC10形とC11形、C12形、電気機関車ではEF10形やEF12形、EF15形、EF16形、EF18形などが挙げられます。客車では10系客車のオロネ10形(A寝台車)やオハネフ12形(B寝台車)、スハネ16形(B寝台車)、オシ17形(食堂車)をはじめ、快速「SLぐんまみなかみ」などに使われる12系客車や東武鉄道がJR北海道とJR四国から譲受した14系客車などもあります。

Large 210324 suji 03

拡大画像

JR東日本から譲受し、東武鉄道が所有するDE10形ディーゼル機関車(2020年7月31日、伊藤真悟撮影)。

 EF18形は旅客用のEF58形電気機関車として製造していた31号機から34号機を、急きょ貨物用に転用した機関車。「18」は、1992(平成4)年から2005(平成17)年にかけて飯田線で「トロッコファミリー号」をけん引したED18形電気機関車もあります。

「20」「24」「25」「26」「27」「28」

「20」の数字はB20形蒸気機関車やキハ20系ディーゼルカーが挙げられます。さらに「24」「25」も含めて20系客車、24系24形客車や24系25形客車といった「ブルートレイン」の客車もあります。「26」は寝台特急「カシオペア」にも使われたJR東日本のE26系客車です。

Large 210324 suji 04
寝台特急「カシオペア」の運行終了後、「カシオペア紀行」などに使用されるE26系客車(2007年8月、恵 知仁撮影)。

「27」は「ニーナ」の愛称で鉄道ファンに親しまれているEF66形電気機関車の27号機です。27号機は唯一残ったEF66形の0番台で、国鉄色を維持しています。「28」は国鉄急行形ディーゼルカーのキハ28形。現在ではJR西日本からいすみ鉄道に譲渡されたキハ28形2346号車のみが現役で使われています。

【写真】「14」で「51」の代表例

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

3件のコメント

  1. そんな理由なんかで選ばないよ

  2. 旧国鉄·JRの101系の試作車はモハ90、209系の試作車は、901系と呼ばれていましたね。

  3. 「20」番台は0系新幹線普通車グループ(先頭車:21/22。中間車:25/26/27)だな(グリーン車が15/16、半室ビュッフェ車が37,食堂車が36)。