鉄道ファンは「58」がお好き? 妙に気になる二ケタ数字 なぜ選ぶ?

30番台と40番台 忌み数もあり

 30番台と40番台はディーゼルカーが多いです。

「30」「35」「36」「37」「38」

 通勤輸送用ディーゼルカーのキハ30形、キハ35形、キハ36形、キハ37形、キハ38形が挙げられます。いずれも国鉄時代に製造されたディーゼルカーで、いまでもキハ30形とキハ37形、キハ38形は水島臨海鉄道で見ることができます。

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八高線で使用されたキハ38形ディーゼルカー(伊藤真悟撮影)。

「30」はEF30形電気機関車もあります。山陽本線の下関~門司間を走行したステンレス車体が特徴の機関車です。

「35」「36」はEF58形電気機関車の35号機と36号機も該当します。流線形車体のEF58形は車体側面に窓が5枚ありますが、35号機と36号機は7枚窓となっている変形機ということで人気を博していました。

「37」はEF64形電気機関車の37号機です。EF64形0番台で残った最後の1両で、JR東日本高崎車両センター高崎支所に所属しています。2003(平成15)年4月に車体が茶色塗装となりましたが、2019年に青に前面下がクリームの塗装に戻されました。

「40」「41」「42」「45」「47」「48」

 40番台の「40」「45」「47」「48」は、国鉄キハ40系ディーゼルカーのキハ40形、キハ45形、キハ47形、キハ48形を連想するようです。キハ47形を除いて北海道から九州までの非電化路線に投入された車両で、小湊鐵道ではJR東日本で運行を終えたキハ40形2両を導入しています。

「41」は205系電車のクハ205-41、クハ204-41があります。1987(昭和62)年に山手線に投入された車両ですが、1990(平成2)年に帯の色を変えて埼京線に転じた編成の先頭車です。205系電車が他線区に転じた最初の編成でもあります。

「42」は同じく205系電車のクハ205-42とクハ204-42。JR東日本が山手線で6ドアの「他扉車」(サハ204形)を最初に組み込んだ編成の先頭車です。編成番号も「42」でした。「42」は「死に」と聞こえることから忌み数とされていますが、鉄道車両ではそうでもないようです。

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6ドアのサハ204形2両を組み込んだ試運転で山手貨物線の恵比寿駅に停車する205系電車。先頭車はクハ205-42とクハ204-42(伊藤真悟撮影)。

 特定番号機では「45」でEF58形電気機関車45号機を連想する人もいるようです。45号機は両端の先台車が鋳綱製で、ほかのEF58形とは形状が異なっていたことから人気がありました。

【写真】「14」で「51」の代表例

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コメント

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3件のコメント

  1. そんな理由なんかで選ばないよ

  2. 旧国鉄·JRの101系の試作車はモハ90、209系の試作車は、901系と呼ばれていましたね。

  3. 「20」番台は0系新幹線普通車グループ(先頭車:21/22。中間車:25/26/27)だな(グリーン車が15/16、半室ビュッフェ車が37,食堂車が36)。