鉄道ファンは「58」がお好き? 妙に気になる二ケタ数字 なぜ選ぶ?

50番台から60番台は多い

 50番台と60番台からは蒸気機関車やディーゼル機関車、電気機関車を連想する鉄道ファンが多いかもしれません。

「50」「51」「52」「53」「54」「55」「56」「57」「58」「59」

 50番台はすべての二ケタ数字が鉄道と結びつきます。車両の形式では国鉄が製造した直流方式の電気機関車EF53形やEF55形、EF57形をはじめ、ディーゼル機関車のDF50形やDD51形、DD54形など、蒸気機関車はC50形、D50形、D51形、C51形、C53形、C54形、C55形、C56形、C57形、C58形、C59形があります。

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EF55形1号機がけん引する臨時列車「999号」。同機は現在、鉄道博物館で保存されている(伊藤真悟撮影)。

「51」の数字からは、寝台特急「あさかぜ51号」や12系客車や14系客車(座席車)などで運転された特急「つばさ51号」「はつかり51号」「金星51号」「明星51号」といった季節臨時列車を思い起こす人もいるでしょう。

 しかし、50番台の数字で最も選ばれるのは、EF58形電気機関車を連想させる「58」ではないでしょうか。

「60」「61」「62」「63」「64」「65」「66」「67」

 60番台も国鉄が製造した直流方式の電気機関車ED60形やED61形、ED62形とともにF型電気機関車のEF60形、EF61形、EF62形、EF63形、EF64形、EF65形、EF66形、EF67形が該当します。蒸気機関車のC60形、C61形、C62形もそうです。

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JR東日本、JR西日本、JR貨物に在籍するEF65形1000番台(2020年3月19日、伊藤真悟撮影)。

 特定番号機では「60」「61」はEF58形の60号機と61号機を連想する鉄道ファンが多いようようです。最初からお召列車をけん引するために特別装備を施して製造された電気機関車で、とくに61号機は国鉄からJR東日本に承継された後もお召列車をけん引した実績があるなど、とても人気が高い機関車です。

【写真】「14」で「51」の代表例

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コメント

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3件のコメント

  1. そんな理由なんかで選ばないよ

  2. 旧国鉄·JRの101系の試作車はモハ90、209系の試作車は、901系と呼ばれていましたね。

  3. 「20」番台は0系新幹線普通車グループ(先頭車:21/22。中間車:25/26/27)だな(グリーン車が15/16、半室ビュッフェ車が37,食堂車が36)。