3桁電話番号 路線が足りない路線図 令和の成田空港に残る「昭和」 もはや観光資源?

現在の京成東成田駅には、30年前に使われなくなった「スカイライナー」専用ホームが、「昭和」の雰囲気を残したまま令和のいまも存在。通常は非公開であるそのエリアを取材すると、看板などにも往時のものが多数ありました。

成田新幹線計画の中止で

 日本の空の玄関である成田空港。その地下には、「昭和」がそのまま残されたタイムカプセルのような場所があります。

 現在の成田空港駅は、30年前の1991(平成3)年3月19日に開業したもの。それまでは、現在の京成東成田駅が「成田空港駅」を名乗っており、空港アクセス特急「スカイライナー」も、現在の東成田駅から発着していました。

Large 210625 narita 01

拡大画像

旧成田空港駅にいまも残る昭和の「なりたくうこう」駅名標(2021年5月、恵 知仁撮影)。

 1978(昭和53)年に開業した旧成田空港駅は成田空港に直結しておらず、空港ターミナルビルまで連絡バスなどの利用が必要でした。

 そうしたなか、空港ターミナル直下に計画されていた成田新幹線用の駅スペースを、その建設中止にともない在来線へ転用することが決定。1991(平成3)年3月19日に現在の成田空港駅が開業し、同時に旧成田空港駅が東成田駅になります。

 このとき、昭和生まれの旧成田空港駅にあった「スカイライナー」用専用ホームは役目を終え、使われなくなったのですが、平成を越えて令和を迎えた現在も、当時の姿を残しているのです。

【いまと色々違う!】「30年前の営団地下鉄路線図」が残る旧成田空港駅

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

2件のコメント

  1. 駅名標
    2ページと4ページ

    > 白字に黒字

    →「白地」

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。